マガジンのカバー画像

ショートショート集「おせっかいな寓話」その他

25
私・いぬいの自作ショートショートです。世の中の気になる出来事からお題を拾ってネタを考えてますが、元ネタがなにか、わかりますかね?
運営しているクリエイター

#妄想レビュー返答

妄想レビュー(いぬい)/ミムコさん「妄想レビュー」企画

<私の妄想レビュー> 無人駅での出来事なのですが、ひとつの「缶詰」をきっかけに、物語は意外な展開へと発展していきます。登場人物が繰り広げる会話もユーモラス。掛け合い漫才っぽいテンポがクスっと笑えます。最後は大団円なので、ほっこり爽やかな読後感です。 この記事はミムコさんが企画した「妄想レビュー」の「レビュー」での参加です。もしよかったら、このレビューにどなたか作品を上げていただけるとうれしいですが、誰もいなかったら自分で責任を取りますw まったくの思いつきなので現時点で

SS「紅葉の季節」/おせっかいな寓話(妄想レビュー企画参加⇒返答)

■ミムコさん 妄想レビュー#3 これは揺れる恋心を描いた作品なんですが、 紅葉が風に舞うシーンが美しくて。 「女心と秋の空」をうまく表現しているんですよ 紅葉、と漢字2文字で書くと「こうよう」と読むべきか、「もみじ」と読むべきか、稀にだが困惑する瞬間がある。特に晩秋を迎えようとするこの時期はなおさらだ。私の場合は半年ほど前から、もうひとつ混乱を招く要素が追加され、現在に至っている。 「ノムラモミジです」と、彼女は名乗った。 その女性、野村紅葉は25歳。桜の開花前線が到

SS「夜の笑い声」/おせっかいな寓話(妄想レビューから記事企画 ⇒返答)

⬛︎ ミムコさん妄想レビュー#1⬛︎ ちょっと不思議でユーモラスなお話でした。 夫がリモートワークになった主婦の話なんですけど、昼夜逆転で仕事をする夫の自室から、深夜に声が聞こえてきて......その声が毎晩彼女に不思議な夢を見せるんです。 「うふふふふ、うふふふふ」 午前2時にトイレに立った私は、夫の部屋の扉の隙間から、明かりとともに漏れる奇妙な笑い声を耳にした。 女性の声?きっとオンラインで打ち合わせでもしているのだろう。少し気にはなったが、仕事ならば仕方がない。