乳をあげつづける女
乳をあげつづける女、それは私。
ムイ(3歳の息子)がもういらない、というその日まで。
ムイは朝昼晩3食しっかり食べて、3時のおやつも食べるけど、寝る前のパイパイは別物らしい。
私「パイパイが旅に出たらどうする?」
ム「パイパイは旅には出ません!」断言。
同居する私の母親は、事あるごとに卒乳をオススメしてくる。気持ち悪い、恥ずかしい、くらいのテンションで。これは私の被害妄想?
ものさしは人それぞれ。わたしはわたしの道を行く。
「これやこの 行くも帰るも 別れては知るも知らぬも 逢坂の関」 蝉丸
百人一首で覚えている唯一の句。蝉丸(せみまる)という名の愛嬌がいい。
せみまるは関係ないけど、結局私がムイに乳をあげる行為が好きなんだと思う。
ぎゅーっとして、ピタッっとして、チューっという2人だけの世界を終わらせたくないのだ。終わると分かっているから終わらせたくないのかな。
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