"だらだらと綴る日常"
【結局のところ、心に余裕がないと】
冷蔵庫を開けておやつが入っているとほっとする。
少し疲れたとき、嫌なことがあったとき、何かを頑張れた日、ちょっと気合を入れたいとき、一息つくために、コーヒーを飲みながらおやつを食べる。
この時間が取れない日が続くと"あ、なんだか生活が疎かになっているかも"とそわそわした気持ちになる。
きちんと生活をするということは、意外とまとまった時間がないと難しかったりする。
週に1度はスーパーへ買い物に行き、できるだけ使いやすい状態に食材たちを冷凍保存すること。自分で選んだ食べものたちを、自分で手をかけて作る。そして食べる。大したものは作れないけれど、自炊をすることは、自分の心を整えるひとつの手段だと思う。心に余裕がない時は自炊なんてできないもの。
忙しさに慣れてしまうといつの間にか、人間が生きていく上での根本的なところから、手をかけられなくなっていくのかもしれないね。
【だらだらこそ心地良かったりする】
友だちふたりが我が家へ遊びに来てくれた。
10月が誕生日の友だちへケーキをサプライズで用意しよう!となり、お気に入りのケーキ屋さんへウキウキで向かった。
秋が旬の果物たちが惜しげもなく乗っかったタルトや、かぼちゃのカップに入ったパンプキンプリンなど、たくさんのまばゆいスイーツたちが"わたしを選んで"とばかりに見つめてくる。
永遠に眺めていたいところだが、手際良く何種類か選抜して、大切に持ち帰った。
ケーキ屋さんからの帰り道は、なぜあんなにも自然と顔が綻んでしまうのだろう。
3人でいても大した会話はしていなくて、大抵のことは忘れてしまうくらいにくだらない話ばかりしているのだけど、この緩さがなんだかんだいちばん心地良いのだよなぁ。いつも謝謝。
【ハッピーエンドは続いていく】
あのまっしろでふわっふわなウェディングドレス姿は一生忘れられないんだろうな。
心待ちにしていた友だちの結婚式は終始涙涙で、すべての瞬間が尊く感じた。
幸せそうな彼女の姿と、それを時折愛おしそうに隣で見つめる彼の姿は、なんとも微笑ましく、それだけで嬉しくて幸せで涙が溢れた。
"結婚って自分が思っているよりもずっと良いものなのかもしれない"と思うくらいには、本当に素敵な空間で、大好きな彼女の大事な日に立ち会えて良かった。
大切な人には、ちゃんと、何度でも、大切だと伝えよう。ずっと一緒にいたいけれど、ずっとはないから。一緒にいられるうちに、目一杯、愛を伝えないと。当たり前の関係なんてきっとこの世には存在しない。そんな大事なことを、彼女から教えてもらえた気がする。
残したくて、でもうまく綴れなくて、頭の中で迷子になっていた言葉たち。
たまにふと、書くことがこわくなったりする。表現することがこわくて、解き放てずに心に仕舞い込んだままの言葉たちがたくさんある。
でも、それでも別に良いのかなと思ったりもする。いろんな感情を持つことは、わるいことばかりじゃない。
そうやって日々、心を鍛錬して、強くなっていきたい。
こんなことを書いていたら、いつの間にか陽が昇ってきて、今日がまたはじまるらしい。
コーヒーを淹れて、シュークリームを食べよう。
カステラもあったっけな。
こんなふつうな毎日が愛おしくてたまらない。