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呟き日記 vol.76 温かい愛情が

週明け。身体の調子とはべつで、仕事は穏やかだった。途中、座りながら眠りこける。
きのう、暑くて暑くて半袖に着替えたり、サーキュレーターつけたり、してたのがまるで嘘みたいに冷え込んでなんだこれ。と思った。
そうそう。今冬は大きめのひざ掛けを買い足そうと思ってたんだ。すこしずつ、でも確実に、冬の装い。

森茉莉エッセイ、毎日すこしずつページをめくる。
うっとりするようなことば遣いと、細やかで隅々まで行き届いた記憶の紡ぎ方。

葉巻の匂いの浸みこんだ父の胸から、温かい愛情が、私の小さな胸へ、通ってくる。

森 茉莉 『父の帽子』

愛情というものは、無意識のうちに感じとれるものであり、伝わるものなのかもしれない。ぐっとくる文章。胸から胸へと通ってくる愛情。すこしだけ、わかった気になったりして、胸がいっぱいになった。
それにしてもこのエッセイ、本当に色褪せない記憶が、当時のまんま、遺されてるんだよな。
日記を残す。ということも、未来の自分にとって、いや、もしかすると、時代を超えてもっと遠い未来のだれかへと、心動かすものになったりすることもあるのかもしれない。たとえそれが、ただの冴えないその時その時代の自分、だったとしても。
こんな風に大胆に思えるほど、心揺さぶる森茉莉構文、おそろしや。

夜。あったかいおうどんにしたけどなんとなくまだ寒いと思いコーヒー淹れてラフランスの残り半分剥いてダンダダン最新話、優しい世界へ。しずかに、ぼろぼろ泣いた。このアニメ本当すきすぎる。愛のちからってすごいんだ。そんなことを、色んな角度から考えさせられる日々。

週末のたのしかったことを思い出して胸がいっぱい。

クリープハイプKアリーナ、音響良すぎてライブハウスか?って思った瞬間あった。
風が吹いたのは君のためなんだよって、いつでも許してあげるからって、君のことが本当に好きだって、そんな真っ直ぐな言葉たちを歌にのせて伝えてくれるクリープには、いつだって愛が詰まってんだ。
クリープはわたし的めちゃくちゃ愛のバンド。どこの誰よりも。だから付かず離れずでこれからもずっと愛すんだと思う。

遥々こっちに来て時間をつくって会ってくれたお友だちと、ものすごく良い時間を過ごせてうれしかったり、ちょっとおいしいお寿司をお腹いっぱい食べに行って満たされたり。うん。大満足。
恋人に買ってあげたアンネの日記、いつぶりか思い出せないけど、わたしもまた読んでみようかな。
再読って、時間が経つほどいい気がするんだよね。

ボディソープを変えたらいい香りで当たりだった。
こんなちいさいことでも、あぁうれしいなって思う。