"いつも同じ温度で側にいてくれること"
11月9日(木) 日記
お祝い事があるとよく行く海鮮定食屋さんへ。
妹のお誕生日会という名目の食事会だけど、祖母、母、妹のいわゆる女子会だ。
日常的に顔を合わせているから特別溜まっている話題もないわけだけど、家じゃなくて外で食べるごはんというのもたまにはあっても良い気がする。
スチームアイロンがやっぱりほしいだとか、おばあちゃんの今いちばんの関心事といえば妹の結婚がいつなのかだとか、そんなことをぽつりぽつり話しながら、けど確かにそこには温かい空気が流れていて、ここはわたしの帰る場所なのだと思うと、やけにほっとする。
おばあちゃんの胃袋にも圧倒される。
20代と同じ量をぺろりと平らげてしまうのだから。
まだまだ健康だね。って思えるから嬉しい。
24歳になる妹のバースデーケーキにしてはあまりにも可愛くて思わず笑ってしまったけど、わたしと違って要領良く愛想良く振舞える妹は、やっぱり可愛いんだと思う。誰からも愛される妹を見ていると、安心するというか、これはもはや親心だよねという感じ。わたしも27歳にして、要領というものを身に付けたいものだよ。もう手遅れか。
11月10日(金) 日記
ぽつりと雫が落ちるような雨が静かに降っていた。
本当は足を伸ばして紅葉を見に行く予定だったけど、お天気の日にお預けにして映画を観ることに。
秋になったら。と密かに楽しみにしていたブラウンチェックのセットアップを着て待っていた彼を見つけて、嬉しくて顔がにやけてしまう。
わたしはといえば、寒くなると毎冬雪だるまと化すので、少しでも生身を薄くしておかなければいけない。でも痩せたらその分冷えやすくなって着込む量も増えるのか?より雪だるまになるのか?そう都合よく解釈して、痩せるのは辞めることにしよう。食べることを我慢したら…と想像しただけで気がおかしくなりそうだ。
お昼に食べた煮干し出汁ラーメンが美味しかった。遠慮せず大盛りにしておくんだった。
特別な日じゃなくても、一緒に過ごせたらそれだけで良い。充分だ。そういうところの価値観が大幅にズレていなければ、きっとうまくやっていける。
隣にいる安心感で、いつも眠たくなってしまう。自由気ままに過ごさせてくれるから、つい甘えて勝手にひとり好きなことをして過ごす。そして気づいたら眠ってる。目を覚ましても隣にいることにほっとする。
「また来週ね」 が言えるしあわせ。
追記
秋のスイーツ、あまり食べられてない。
理想の好みのモンブランに今季は出会えなかった。
食は奥深いよ。どれもが絶妙に違うんだから。