1日1話で笑える本~私にも本を読む時間あったんだ~
最近読書をしたのはいつですか?
「読書よりSNSばっかり見ちゃう」
「忙しくて時間がない!」
わかります。
かくいう私も本を買ったけど、仕事から帰ってもYouTubeを見たり、電車の中ではSNSを見てしまっていて、読んでいない本たちが待機の列をつくっています。
しかし、
「1つのエピソードが短いからサクッと読めた」
「読み始めたら、結局1冊読んでしまった……」
そんな一冊があります。
漫画『女の園の星』
すでに、漫画ってだけで読むハードルはかなり下がりませんか?
1話読み切りで楽しめるので、1日1話寝る前のちょっとした時間にも読めちゃいます。
読み始めやすい上に、おもしろくてページをめくる手がとまりませんでした。
「本を読む時間なんてない!」と言い訳していた自分が今では恥ずかしいくらいです。
一度は読んでみるべき注目の作品!
『女の園の星』の生みの親である作者は、和山「やま」さん。
早口で言いたくなるような良いお名前。
和山さんは2019年に発売した『夢中さ、きみに。』が第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞していて、現在まで注目され続けています。
『女の園の星』はそんな和山さんの初連載作品です。
『女の園の星』は『このマンガがすごい!2022オンナ編』第5位、『出版社コミック担当が選んだおすすめコミック』第1位、『マンガ大賞2022』第4位と入賞。
さらに、『このマンガがすごい!2021オンナ編』1位、『第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門ソーシャルインパクト賞』受賞。
読み飛ばしてしまうくらいあらゆる賞を総なめしています。
『女の園の星』はまさに、多くの人が注目、評価している作品。
すでに魅力があることは世間が証明済みです。
笑えて、どこか愛おしい話が満載!
この漫画で描かれるのは、なんてことのない女子高でのお話。
女子高に勤務する星先生を取り巻く、生徒や同僚の先生との間で起こるごく小さな事件が描かれています。
生徒にアドバイスをしたり、三者面談を行ったり、時には同僚と飲みに行く。
日常をユーモアいっぱいに描いた作品で、ローテンションだけどテンポよく話は進み、絶妙な「間」とパワーワードでクスっと不意をつかれて笑ってしまいます。
誰にでも体験したことがあるようなエピソードも、どこか中毒性があり癖になるんです。
気づいていないだけで、私たちの身の回りにもクスっと笑ってしまうような出来事が潜んでいるのかもしれない。
そんな新しい発想のヒントを与えてくれる作品でもあります。
ありきたりな日常を楽しく過ごすための考え方や視点が学べる本。
言い換えれば、ユーモアを磨く入門書とも言えるかもしれません。
「ほ」で始まって「い」で終わるものについて考える!
「ほ」で始まって「い」で終わるもの、これは第一話に掲載されているエピソードです。
学級日誌の備考欄で繰り広げられる女子高生たちの絵しりとり。
それを少し楽しみにしている星先生。
ある日の備考欄に描かれていたのは、生気のない人間の絵。
誰だ?と考える星先生。
前日の絵がスマホの「ホ」は、次の日がいかの「い」
ほっかほっかてい?
……答えはぜひ、読んで確かめてみてください。
この答えも気になるところですが、答えにたどり着くまでの過程も楽しめると思います。
他にも
「ペタリスト、今週中に」このポストイットが意味するものは?
「うどんまん」にまつわる恋の話?
「クワガタボーイの謎」
など気になるワード満載です。
頭の中に星先生を住まわせてみたら、毎日がおもしろくなってきた!
『女の園の星』を読んでから、その世界感に憧れて頭の中に星先生を住まわせてみています。
ちょっとしたミスや普段は気にしないような出来事もおもしろ可笑しく受け止めています。
たとえば、カップ焼きそばにソースを入れてから湯切りしてしまったことや
道の真ん中の大きめな石に近づいたら、アルミホイルに包まれたおにぎりだったこと。
誰かのお昼ご飯かな。
アイスコーヒーを頼んで、「アイスコーヒーはアイスとホットどちらになさいますか?」と高難易度な質問をされたこと。
何気ない出来事も捉え方を変えて考えてみると面白くなったりして、日常が愛おしく楽しくなりました。
『女の園の星』がなんてことのない日常を描いているのにクスっと笑ってしまうのは、和山さんが日常を楽しみ、日々の出来事を愛おしく感じているからこそ、ユーモアたっぷりに描けるのかなと感じています。
読めば笑えて、明日が楽しみになる!
クスっと笑って、読み終わったあとには「明日、自分にもこんなことが起きるかも?!」と、明日が少し楽しみにもなるかもしれません。
とにかくまずは読んでみましょう。
今なら3巻特装オリジナルアニメの予告動画がYoutubeにも公開されています。
たった67秒の動画です。
少しでも気になった方は、気になった「今」この瞬間に見ないでいつ見るんですか!
より『女の園の星』の世界観を感じることができると思います。
この67秒が大きな出会いになるかもしれません。
動画を見たあなたは本屋に駆け出すかもしれません。
スマホですぐに電子書籍をカートに入れているかもしれません。
そして1話読み始めたら、1冊読み終えていると思います。
この1冊をあなたのお気に入りに追加してもらえたら嬉しいです。
あとで調べようという方は、忘れてしまわないように作者の和山やまさんの名前を3回復唱してみましょう!
和山やま、和山やま、和山やま
やっぱり早口言葉みたい。
タイトルを忘れてしまった時は、作者の和山やまさんで検索してください!
会社員を卒業したくて、
今年の8月中旬にSHElikes(キャリアスクール)に入会しました。
入会したのにはキラキラした理由もありますが、
怒りに近い感情で「絶対に会社を辞めてやる!」と思いながら日々勉強してたりします。
「好きな本をおすすめしてください」という課題があり
執筆した後に添削して頂き、加筆修正したものです。
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