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家族と宗教②

父が入院する直前に病院へ提出する書類に記入していた。その書類には、信仰する宗教を記入する欄があった。父の綺麗な字を横から見ていた。
父はサラサラと「仏教」と記入した。
無宗教の父も、日本で生まれ育った長男なので、やはりこういう時は「仏教」と書くんだなと思った。

そして、私の母はプロテスタントのクリスチャンだ。私が子供の頃よく母親に連れられて日曜学校へ行った。
しかし、私は無宗教で年に一度は神社へご祈念などをしてもらう。私の仕事のことからも無宗教でいたい。今思うと子供の頃に通った日曜学校に馴染めず、そこで友達が出来なくて良かったと心から思う。

母の信仰するプロテスタントのキリスト教は、そこまでガチガチな規則はない。父が死んでからは月命日にはお墓参りへ行き、毎朝仏壇にお水とお花を供えている。
そして父が亡くなると、母の教会のお友達が家へお線香をあげにきてくれた。

そして姉はエホバの証人を信仰している。
もっぱら私とはそのことで喧嘩となる事が多い。
なぜなら話にならないのだ。
何か討論となった時に「なんでそう考えるのか」尋ねると、一言・・・「聖書に書いてあるから」以上。である。

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