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ネタバレ感想/狭くても、料理が楽しい台所のつくり方 著:後藤由紀子
2016年10月10日発行。
狭くても、グリルがなくても、楽しい料理は食事は可能!それにはちょっとの工夫と、
段取り
が肝要です。
私自身、カセットガスコンロ一つで、つまり一口コンロで三年ほど、家族やおもてなし料理を作ったことがあるので共感しました。
料理は段取りが超重要。それができたら野菜の切り方なんてどうでもいいのさ(暴言←これは私の意見です)
でも、「いざ、」と挑むでも、かしこまらずとも、大丈夫!とほっと肩の力を抜ける、そんな内容です。
後藤さんは家族とどんなふうに過ごしたいかがブレないところはがすごいと思います。
毎日やってくる終わらない家事、突き詰めようと思えばいくらでもできるかもしれないけど、自分の体力も有限。そんなとき、こんな段取りなら、流れなら、毎日続けていけるかも〜と教えてくれます。
私はいただきます前のひと呼吸で洗い物を進めておく(p.47)、
残り野菜は目線に置く(p.124)
をやってみたいと思います。食器洗いは嫌いじゃないけど、洗いカゴに入り切らない量が溜まるとうんざりしちゃいます。
残り野菜は野菜室ではなく、冷蔵庫の目につくところに半端者として集めておくとカピカピにさせにくいそう。よく大葉をドライハーブにしてしまうので、試してみます。
最後の方で、少ない料理器具で3品つくる、の例が載っています。これも想像しながら読むと効率良いなあ!と感心しました。茹でもののあとなら、さっと水で流すだけで次の焼き物にフライパンを使えますね。
あとスッキリ暮らすのも、見ると羨ましいけど、私は好きなものを無理にあきらめずに愛用する生活でいい、(p.104)と言い切っているのもブレなくて良い〜!と思います。いやブレても良いんだけど、いろんな意見に振り回されなくていいのよ、好きなものがあるなら大事にしてねっていう優しい感じに、心がほっこりします。