ネタバレ感想/なんにもない部屋で赤ちゃんを育ててみれば 著:ゆるりまい
2016年2月5日
とうとう、赤ちゃんが、なんにもない部屋にやってきた!
なんにもない家は、どうなっていくのか…?
すっきりした家は、「子供がいないからできるんだよ」と言われたゆるりさん(p.13)。
そうだと思うけど、でもこのなんにもない生活を諦めたくはない!と願いつつ、いざ母親教室!出産!退院!自宅の生活スタート!
ゆるりさんのすごいところは考えの変化を、全て教えてくれること。
赤ちゃんには自宅は酷な環境なんだ、と「私は自分が愛したあの家に絶望してしまったのだ」(p.49)とか、
便利グッズをせっせと買いまくり(あのゆるりさんが!)、捨てたい気持ちが全く起こらない、
便利グッズを「あったらあったでいいではないですか」と微笑んだり(p.63)
捨て変態のタスキを心から外したり(p.59)、
ここまで書くのは結構勇気がいる事だと思う。それである意味仕事をしてきたわけだし。
でも人はかわっていくのだ。特に一番大事なものに合わせて生活を変えていく。
花好きな人が猫を飼い出したらユリを飾らなくなるように。
でも他の花なら?草なら?飾れるじゃん!となんかいい感じに折り合いつけて生活楽しんでいく。それは妥協とか諦めじゃなくて、いい変化なんだと思う。
これからゆるりまいさんが捨ても子育ても楽しみながらどんな生活を送っていくのか楽しみです。
あ、あと私的にはゆるり家のシンボルだと勝手に思っていたDIYのベットフレームが新調されたのがかなり驚きでした(p.127)。