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2022.12.6「teachable:pay」という新しい支払い機能をteachableが導入。何が変わったか

2022年12月6日、teachableが新しい機能をリリースしたことを発表しました。

Teachable Paymentsは、「teachable:pay」になりました

teachableの機能変更ログより

「いったい何の変更なのかわからない」
という人の方が多いと思います。

今回、それについて解説します。

teachableの売上を、自分の銀行口座へ受け取る仕組み

そもそも「teachable:pay」とは何かというと、「teachableで作ったスクールで売上があったら、講師がそれを銀行口座へ受け取る仕組み」のことです。

変わったのはこの2点だけ

以前は「Teachable Payments」という名前でしたが、今回「teachable:pay」という名前に変わりました。

大きな変更点は、以下の2つです。

  1. 名前が変わった(旧Teachable Payments→新teachable:pay)

  2. セールスページで税込み価格を表示するオプションが追加された。

teachableのサポート窓口や、コミュニティにも確認済み

なお、今回の新機能リリースがあまりに要領を得ないため、

  • teacahbleの講師コミュニティ「teachable:hq

  • teachableの問い合わせサポート

にも確認を取りました。

具体的には、「これまでのteachable Paymentsと何が変わったんですか?」という質問をしました。

その結果、やはり変わったのは前述の2点だけという回答でした。

変更点① 名前が変わった

もともと「Teachable Payments」という仕組みがありました。日本にも2022年5月に導入されていました。

これは、stripeという決済代行サービスを経由して支払いを受け取ることができるという仕組みです。

過去に動画で解説しています。
「2022/5 「Teachable Payments」が日本でも開始

その仕組みの名前が「teachable:pay」にブランドチェンジしたよ』、ということのようです。

(旧Teachable Payments→新teachable:pay)

変更点② 税込み価格の表示オプションが付いた

セールスページで、税込み価格(Tax-Inclusive Pricing)を表示するオプションが追加されました。

例えば以下のように決済画面で税込み価格が表示される機能です。

teachableの解説ページより



ただし、これは日本国内でコースを販売している限りは、あまり関係が無いようです。

あなたのコースを海外に在住しているお客さんが購入する場合、以下のように、

  • 米国のSales Tax(いわゆる消費税)

  • EUおよび英国のVAT(Value Added Tax)

  • その他の国でのDigital Content Tax

といった税金が自動的に計算され、セールスページで税込み価格を表示することができる機能のようです。

お客さんが海外にいる場合に適用される

なお、これらは、
「スクールオーナーがどこに居るか」ではなくて、「購入するお客さんがどこに居るか」によってteachableが自動判定しています。

したがって、
例えば、日本在住のあなたが作ったコースを、EUに住んでいるお客さんが購入する場合、VATという税金が自動的に計算されるということになります。

日本国内の「消費税」は関係ない模様

どうやらteachableの説明を見る限り、日本の消費税は計算の対象外となっているようです。

日本国内のスクールオーナーが、日本国内のユーザーに販売した場合は、税込み価格で表示されることは(今のところ)無いようです。

(念のため、コミュニティでも質問しています。)

税込み価格の表示オプションを有効にするには

税込み価格の表示オプションは、Freeプランを含めて全てのプランで有効にすることができます。

操作方法

  1. スクール管理画面にて

  2. ⚙(Settings) > Taxesを選択

  3. 「Include taxes in all prides」のトグル(スイッチのようなもの)をONにする

以上で、税込み価格表示をONにすることができます。

「購入率(コンバージョン率)が22%アップする」と言われている

teachableが言うには、税込み価格の表示を採用することにより、海外のお客さんが購入する際にコンバージョン率が22%アップするということです。

確かに、海外のお客さんがコースを購入するときに、
この価格は税込みなんだろうか?税抜きなんだろうか…?
が気になってしまって、購入をためらってしまうお客さんがいるだろうことは容易に想像できます。


各国の税金にグローバルに対応しているのがteachableの強み

今回の機能アップデートについて調べるうちに、各国で、デジタルコンテンツを購入する際に様々な税金がかかることを知りました。

米国のSales Tax
https://support.teachable.com/hc/en-us/articles/360054130951
EUおよび英国のVAT(Value Added Tax)
https://support.teachable.com/hc/en-us/articles/223306588
その他の国
https://support.teachable.com/hc/en-us/articles/4405469981837

米国、EU、英国以外の各国の税金への対応についての説明ページより

驚くべきことに、teachableは、これら各国の税金を自動的に計算し、講師のかわりに受講者から預かり、各国で納税してくれているということです。
(※日本の消費税は別のようです)

グローバル展開を見据えている講師にとっては、ありがたい仕組みであると言えそうです。

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