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【速報】Microsoft 365が値上げ。AI機能のCopilotと統合。旧価格を維持する「ダウングレード」も知っておこう
▼2枚のスライドでわかる、今回の話
![](https://assets.st-note.com/img/1737319640-bvg27jA4JDiaT5YByldxMSh1.jpg?width=1200)
Excel、Word、パワポなどの月額利用サービスである「Microsoft 365」が、値上げされています。
すでに値上げ「済み」で、30〜40%上がっています。(個人Personal、Familyプランが対象)
その要因は、AI機能「Copilot」がプランに統合されたことです。
ただし、月60ポイントのAIクレジット制となり使い放題ではないということです。
「Copilotは不要」という方には、値上げ前の価格を維持できる「ダウングレード」が案内されています。
今回は、値上げの詳細と、ダウングレードの方法について解説します。
【要点】
・Word,Excel,パワポなどのMicrosoft 365
・30%を超える値上げで、月額はいくら変わった?
・CopilotのAIクレジット制とは?
・旧プランを維持するダウングレードの方法は?
※ここからは、以下のVoicyでの音声配信の文字起こしを基にAI記事化しています。詳細はVoicyでお聴きください。
Microsoft365が急に値上げ!
今回は速報として、Microsoft 365のサブスクリプションサービスの値上げに関する情報をお伝えします。Microsoft 365は、ExcelやWord、PowerPointなどが利用できるサブスクサービスです。今回、このMicrosoft 365の料金が値上げされました。すでに値上げは完了しており、私自身も利用してきた中で、サブスク料金が上がったのを実感しました。
【Microsoft 365値上げ】
— エクセル兄さん(たてばやし淳)@AI時代のExcel術_書籍多数 (@excel_niisan) January 17, 2025
・知らない間に勝手に値上げしてた!
・Copilot使わないんだけど!
という方、この2枚のスライドをどうぞ。
Excel、Word、パワポなどのサブスクである「Microsoft 365」が、値上げされています。… pic.twitter.com/vBmIoS44aB
Microsoft 365には、個人向けのパーソナルプランと家族向けのファミリープランがありますが、どちらも値上げ対象になりました。新しい料金はすでに適用されているようで、既に利用している方の月額料金も上がっているようです。この件については私もX(旧Twitter)で投稿しました。
値上げの詳細とCopilotとの統合
![](https://assets.st-note.com/img/1737319607-Vm6NCjdMB7krKgsWTuUaJxqI.png?width=1200)
まずは今回の値上げの状況を説明します。「聞いてない」という方もいるかもしれませんが、値上げの理由の一つはCopilotというAI機能がプランに統合されたことです。しかし、Copilotを使わないのに料金が上がるのは不満だという声もあるでしょう。そこで、不本意な値上げと感じている場合は「ダウングレード」という手続きが用意されています。
ダウングレードを行うと、値上げ前の価格を維持できますが、Copilotは利用できなくなります。私自身も、元のMicrosoft 365の機能だけで十分という方には、この一度きりのダウングレードが選択肢になると思っています。以下では、私がXでシェアした内容をもとに、今回の値上げやダウングレードについて整理していきます。
ExcelやWord、PowerPointなどを利用できるMicrosoft 365は、すでに値上げされています。値上げ幅はおよそ30~40%で、個人向けのパーソナルプランとファミリープランが対象です。具体的には、パーソナルプランの月額料金は1,490円から2,130円へと変わり、2,000円を超える価格になりました。ファミリープランの場合は、2,100円から2,740円へ上がっています。年額プランの方が割安感はありますが、それでも30~40%の値上げ幅です。すでに値上げが完了しているため、事前にどこまで告知があったのかはわかりません。
値上げの主な理由としては、ExcelやPowerPoint、Wordなどで利用できるAI機能「Copilot」の統合が挙げられます。Copilotを使うと、ChatGPTのようなチャット欄が表示され、作業をサポートしてくれます。以前は月額約3,000円の別料金プランで提供されていたようですが、現在は個人向けMicrosoft 365に組み込まれました。AI機能を使えるようになったのは嬉しいアップデートでもありますが、CopilotにはAIクレジット(ポイント制)があり、毎月60ポイントが付与される仕組みです。そのため使い放題ではなく、使うたびにポイントを消費します。こうしたシステムに納得できない方や、そもそもAI機能を使う予定がない方には、不満を感じるかもしれません。
さらに、「気づかないうちに値上げされていた」と感じる方も少なくないでしょう。事前の告知が十分でなかったためか、すでに全ユーザーが値上げ後の料金を支払う状態になっています。もし値上げに不満がある場合、ダウングレードによってCopilotなしの価格を維持できる方法がありますが、手順や影響は自分で調べる必要があります。次に、そのダウングレードについて詳しくお話しします。
ダウングレード(現状維持)の方法
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ダウングレードは推奨するわけではありませんが、「Copilotを一生使わない」という方にとっては選択肢になるかもしれません。知らないうちに契約していたのなら、知っておいて損はないはずです。
ダウングレードを行うと値上げ前の価格に戻せる一方で、Copilotの機能は利用できなくなります。新規ユーザーはこのダウングレードが使えず、値上げ後のCopilot付きプランのみ利用可能です。既存ユーザーだけがダウングレードの選択肢を与えられています。
なお、ダウングレードの方法はこちらに記載があります。https://t.co/zXK62q1uh6 pic.twitter.com/0v3u5IKxrk
— エクセル兄さん(たてばやし淳)@AI時代のExcel術_書籍多数 (@excel_niisan) January 17, 2025
こちらに、概要説明付きのリンクを貼っています。
▼ダウングレード方法の詳細(Microsoftサポートページ)
![](https://assets.st-note.com/img/1737319827-6S4dzqAWLYZ7sCcGFfnIx3yN.png?width=1200)
Microsoftのサポートページには「Microsoft 365ファミリークラシック」や「パーソナルクラシック」といった表記があるようで、そこに切り替えることでCopilotを外し、値上げ前の料金で継続できます。リンク先によると、「サービスとサブスクリプション」の管理画面でプランを削除し、クラシックを選択すれば良いとの説明ですが、私自身は個人版を解約済みなので画面を再現できませんでした。ただ、実際に操作された方の投稿によれば、「Microsoft 365パーソナル永続版」という表記が出るようです。
非常に参考になるスクショなので紹介します🙇 https://t.co/7B5mzErc75
— エクセル兄さん(たてばやし淳)@AI時代のExcel術_書籍多数 (@excel_niisan) January 17, 2025
そこで月額1,490円、または年額14,900円を選べるので、ダウングレードを希望する場合は間違えないようにしてください。これを選ぶと、従来の価格でCopilotを追加しないまま継続できます。
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめると、Microsoft 365の個人向けおよびファミリープランが値上げされました。その理由はAI機能のCopilotが統合されたからです。
ただしCopilotは使い放題ではなく、毎月60ポイントが付与されるポイント制で、繰り越しはできません。
値上げを知らなかった方や、Copilotを使わないのに余計な料金を払いたくないと感じる方は、特別措置としてダウングレードが可能です。
管理画面では「クラシック」という表記が説明されているものの、実際には「永続版」となっているという報告もあるので注意してください。
とはいえ、Copilotがまったく不要かどうかは人それぞれです。便利だと感じるならそのまま利用し続けるのも選択肢になります。
Copilotへの個人的な感想。今後への期待
ここからは、Copilotの活用性について私の個人的な体験や見解を詳しくお話しします。
まず、私も著書で解説している「ExcelのCopilot」について。
現在は、主に初心者向けの関数サポートや数式の提案が中心になっている印象を受けます。
関数を自然言語で尋ねると、ある程度の正解を導いてくれることに感動します。計算式を自分で組む手間が減り、ちょっとした作業効率アップにはつながります。ただ、一度関数に慣れてしまえばそこまで必要性を感じなくなるかもしれません。私自身もExcelの関数に慣れているので、そこまで頻繁には使っていないのが正直なところです。
それでもCopilotに期待しているのは、今後の拡張性です。アメリカでは「Copilot with Python in Excel」のような機能が先行してリリースされています。Pythonを使ったデータ分析がExcel上で実行でき、そのコードをCopilotが書いてくれるようになるというものです。
もしそれらの機能が日本向けにも導入されれば、Excel内で完結できる作業の幅が一気に広がるでしょう。これが実装されれば、中上級者のニーズにも応えられると感じています。
WordやPowerPointのCopilotについては、私は積極的に使っていません。
Wordの場合、文章作成のサポート機能がありますが、Notion AIや他の文章生成ツールに比べると、処理速度やアイデア提案の幅広さでやや物足りなさを感じるところがあります。
PowerPointのCopilotも自動でスライドを生成するといった機能があるものの、他のスライド生成AIサービスと比べるとテンプレートやデザインのバリエーションが少ないと感じました。
ただ、これらは今後のアップデート次第で大きく変わる可能性があります。Microsoft自体がAIに力を注いでいることは確かですので、追加の機能や改善が進めば、より便利になるのではないかと期待しています。
一方、TeamsのCopilotは私の周囲でもわりと評判が良いです。会議の文字起こしや議事録作成を自動で行ってくれるので、打ち合わせ後にメモをまとめる手間が省けます。
こうした使い分けを踏まえると、Copilotが「まったく必要ない」と断言できるケースは意外と少ないかもしれません。初心者には関数サポートや文章作成補助がありがたいですし、Teamsの自動議事録機能は誰にとってもメリットがあるように思います。さらに、今後Python連携や高度なデータ分析機能が強化されれば、中上級者もメリットを感じられるでしょう。そういう意味で、Copilotはまだ発展途上のサービスだと受け止めています。
とはいえ、「Copilotを普段使う気がまったくない」という方がいるのも事実です。私の周りにも、「Excelは関数を自分で組めるから不要」「会議記録は別途取っているから問題ない」という声がありました。そういった方にとっては、値上げ分がもったいないと感じるでしょうし、ダウングレードで対応するのも一つの選択肢になると思います。
以上が、私が個人的に感じているCopilotの活用性や、現在の使い勝手、そして今後に期待していることです。Microsoft 365の値上げに驚いた方も多いかもしれませんが、自分の使い方に合わせてCopilotを活用するのか、あるいはダウングレードするのか、改めて考えてみると良いかもしれません。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。