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Pythonは学ぶべき?ChatGPTの超便利なコードインタープリターの活用事例2つ

以下のVoicyの放送のAI要約を含みます。詳細はVoicyにてご確認下さい。

本編で紹介した動画

Excelをコードインタープリター(Advanced Data Analysis)で処理する7つの事例

【書籍】「Python in Excel仕事術」10分でわかる!AI時代の必須スキルを最速攻略!

はじめに

ChatGPTに命令してPythonコードを実行させれば、
・「直近3ヶ月間の月水金の日付曜日をすべて書き出して。」
・「すべてファイル名を作成日付にして」

といった単純作業は一発でやってくれます。

今回はVoicyのハッシュタグ企画「 #迷ったら感覚か理論か 」というお題に沿って話します。
「Pythonって学ぶべきですか?」という質問をよくいただきます。

結論は、「ビビっと来たら、学び始めるべき(ただし、ChatGPT時代の今なら..)」と考えています。

Pythonは、AIと会話するための共通言語の1つになりつつあります。
去年から登場したChatGPTの「コードインタープリター」は、言葉で命令するだけで、Pythonコードを生成し、その場で実行してくれます。
例えば、「直近3ヶ月間の月水金の日付曜日をすべて書き出して。」「すべてファイル名を作成日付にして。」といった雑務も、あっという間にこなしてくれます。

昔はそんな処理をするにはPythonスキルが70点くらい必要でしたが、今は30点くらいの知識があればChatGPTの説明さえ受ければ理解できるようになりました。Python学習のハードルが下がっています。

ただし、「引き際も重要」だと考えています。目標設定が高すぎると、挫折します。最初から100点を目指して学習を始めようかどうか迷ってしまっている人が多いように思います。そんなに重く考えてしまってハードルを高くしてしまってスタートできないのは機会損失かもしれません。今回はその「ちょうどいい目標とレベル感」についてもお伝えできればと思います。

コードインタープリターの活用事例1

直近3ヶ月間の月水金の日付と曜日をすべて書き出して。

出力結果:
すべてPythonで計算した上で、日付と曜日を書き出してくれます。

こんな作業、自分でカレンダーを見ながら数え上げていたらキリがないし、見落としたりヒューマンエラーも起こりがちです。
Excelで同様の作業をしようとしても若干面倒な手順が必要になります。

コードインタープリターの活用事例2

すべてファイル名を作成日付にして

出力結果:
ファイル名の全てに作成日を付加してくれました。

このような面倒なファイル整理などもさせることもできます。日付をどんな書式でつけるのか細かく指定することもできます。

※ただし、業務用のファイルをアップロードすべきかどうかは慎重に判断してください。

第1章 Pythonを学ぶべきか迷ったときのアドバイス

  • 最近のAIの進化でPythonの学習ハードルが下がっている

  • ChatGPTのコードインタープリターを利用してPython実行可能

  • ノンプログラマーも学習レベルに応じて活用できる

最近のAIの進化で、Pythonの学習ハードルが下がってきていると実感しています。特にChatGPTのコードインタープリターを利用すれば、Pythonを実行できるようになります。ノンプログラマーでも、学習レベルに応じてPythonを活用できる可能性が広がったと言えます。

以前はPythonは全員が始めるものではないと私自身も考えていました。しかしここ1年程で状況が変わってきました。ChatGPTがPythonを用いて様々な雑務をこなせるようになっており、次第にビジネスパーソンがAIと会話する共通言語として、日本語に継いでPythonが重要視されつつあると思います。

具体的にはChatGPTの有料バージョンに搭載されたコードインタープリター機能が大きな差別化ポイントです。ユーザーがファイルに対する作業を言語で指示すると、ChatGPTがPythonでコードを生成し、その場で実行して結果を返してくれます。以前ならExcelで実現しようとすると煩雑な手順が必要だったものが、ワンコマンドで完結するようになりました。

私も、こうしたコードをゼロから自分で書けるわけではありません。しかしある程度のPythonの知識があれば、コードの流れを理解したり、一部を変更したり、ChatGPTに説明を求めたりといった対話が可能です。

つまり今ではPythonを用いた業務自動化などを実現するために、高度なコーディング力が必要という時代ではなくなったと言えます。ChatGPTの恩恵を最大限に享受しながら、作業効率化を図ることができます。

第2章 感覚に従ってPythonを始めることを推奨

  • ChatGPTなどAIの凄さを実感したら気軽に始める

  • ただし過剰な目標設定は逆効果。無理のない範囲で

ChatGPTなど最新のAI技術の凄さを実感した際は、感覚に従ってPythonを始めることをおすすめします。新しい技術に対する驚きや好奇心を利用して学習意欲を高めることが大切だと考えています。

ただし、目標設定が高すぎるのは逆効果です。いきなりプログラミング言語を完全マスターしようとする姿勢は現実的でないでしょう。むしろChatGPTを活用しながら、コードの解読や業務効率化を段階的に図っていくことを目指すべきです。

具体的には、ChatGPTにPythonコードを生成・実行させつつ、コメントの理解やコードフローの確認を通じて徐々に理解を深めていくアプローチが賢明だと思います。過度な目標設定よりも無理のない範囲で継続することが肝要です。

Python初学者におすすめしたいのは、あくまでChatGPTなどを利用して業務の自動化・効率化を図ることです。エンジニアへの転身を画策するのではなく、職業を変えずにPythonリテラシーを高めていく姿勢が大切だと考えています。


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