【英語AI】ChatGPTを完全個別レッスンに変える/AI英語アプリ2選/AI英語学習YouTubeチャンネルのススメ
今回は「最新AIを活用した英語学習」について紹介します。
ChatGPTを完全個別レッスンに変えるプロンプト(命令文)
Natural Reader:無料でネイティブ発音を聞けるAIアプリ【無料~】
ELSA Speak:AIが発音をチェック!【無料~】
YouTubeのHiroki先生に学ぶ:最新AI英語学習テクニック
などを紹介します。
第1章 はじめに
今回は「最新AIを活用した英語学習」についてです。
ChatGPTを完全個別レッスンに変えるプロンプト(命令文)
Natural Reader:無料でネイティブ発音を聞けるAIアプリ【無料~】
ELSA Speak:AIが発音をチェック!【無料~】
YouTubeのHiroki先生に学ぶ:最新AI英語学習テクニック
などを紹介します。
※英語のプロではないため、「紹介」するというスタンスです。
色々と紹介していますが、広告プロモーションは一切含まれません。
第2章 私の英語の現状と目標
私の英語力は、典型的な「受験英語」タイプです。2年前のTOEICスコアは630点程度ですが、特にスピーキングが苦手です。
私はUdemyで7~8年間ExcelとITのオンライン講座を提供していますが、Udemyは本社がサンフランシスコにあります。講師2~3年目の頃、サンフランシスコでの国際イベントに参加しましたが、他国のUdemy講師との英会話もプレゼンテーションの理解も全くできず、大きな挫折を経験しました。
仕事で海外の情報を得る必要がある時は、英語の記事やYouTube動画を活用していますが、専門的な内容の場合は、英語が堪能な専門家に翻訳を依頼することもありました。これには数万円のコストがかかることもあります。
今年の秋、ChatGPTの「GPT-4o」による新しい音声会話機能がリリースされると聞き、人間並みに自然な会話ができるAIを使って英会話を楽しみたいと考え、英語の勉強を再開することにしました。
そんなときにYouTubeで猛烈に見直しているのが、YouTubeのHiroki先生のチャンネルです。
ここから紹介するAI学習方法は、ほとんどHiroki先生がYouTubeで紹介している方法となります。特に、以下の動画ではその全体の流れを1つの動画で学ぶことができます。
第3章 ChatGPTを英語の完全個別レッスンに変えるプロンプト(命令文)
1.「英文日記」は最高のアウトプット
Hiroki先生が紹介していましたが、英文日記を書くことは英語のアウトプットの最高の手段と言われています。
私は基本的にスマホだけを使って、スキマ時間で英文日記を書いています。
2.ChatGPTに添削してもらう
ただし、自分の英文日記は単語の使い方や文法なども間違っていることがよくあるため、ChatGPTに添削してもらっています。
3.さらにChatGPTを「完全個別レッスン」に変える
そして、単に添削するだけでなく、ChatGPTを英語の家庭教師に変える方法を使っています。
ChatGPTに英文日記を添削してもらったら、以下の命令文を使って、そのままレッスンをしてもらいます。
この方法の最大の利点は、ChatGPTアプリの音声読み上げ機能を使えることです。例えば、こんな使い方ができます:
私は食後に洗い物をしながら、ChatGPTがレッスンを読み上げるのを聞きます。1レッスンごとに手を止めて4択問題に答え、次のレッスンに進みます。これを繰り返すだけで、皿洗いをしながら個別英語レッスンを受けられるんです。
自分の日記が教材なので、完全に自分ごとになり、興味を持って学習できます。時間や場所を選ばず、日々の生活に無理なく英語学習を組み込めるのも、この方法の魅力です。
第4章 Natural Reader - AIでネイティブ発音が聞けるアプリ【無料〜】
次に紹介したいのが、Natural Readerというアプリです。これは、Hiroki先生がYouTubeで紹介していたもので、ネイティブ発音で入力した文章を読み上げてくれるAIアプリです。
Natural Readerの特徴は以下の通りです:
基本無料で使えます。
AI音声で、男性や女性の声を選べます。
複数の人物像から選択できるので、好みの声で聞けます。
読み上げるスピードも調整できます。
私はこのアプリを、ChatGPTで添削してもらった英文日記の練習に使っています。具体的な使い方は次のとおりです。
修正された英文日記をNatural Readerに入力します。
アプリが読み上げる発音を聞きながら、音読練習をします。
音声を流しながら、それに重ねて話すオーバーラッピング練習もします。
この練習をする際は、ChatGPTのレッスンで学んだ内容、例えば「なぜここを直してどういう理由でこの言い回しになったのか」ということを思い返しながら行います。
Natural Readerを使うことで、自分の英文を正しい発音で何度も聞くことができ、リスニングと発音の両方を効果的に練習できます。特に、自分で書いた文章を練習材料にできるので、より身近で実用的な英語を学べる点が大きな利点です。
第5章 ELSA Speak - AIが発音をチェック!【無料〜】
次に紹介したいのがELSA Speakというアプリです。これも Hiroki先生が紹介していたものですが、Googleが出資しているアプリみたいですね。
ELSA Speakは基本的に発音にフォーカスをしているアプリです。ChatGPTは基本的に発音練習はできないので、ELSA Speakでその点を補っていくということにも使えると思います。
ELSA Speakの主な特徴は以下の通りです:
発音をAIが診断し、どこを改善すべきかを教えてくれます。
スキルモードではレッスン動画があり、その後発音練習ができます。
マイクに向かって実際に発音すると、AIがその音声を診断します。
ネイティブの発音にどれくらい近いかをパーセントで表示してくれます。
どう発音したらいいのかフィードバックをくれます。
また、辞書モードのような機能もあり、自分で入力した単語やフレーズをもとに発音をチェックしてもらうこともできます。
私の使い方としては、ChatGPTで添削してもらった英文日記の一段落か二段落ぐらいをELSA Speakに入力して、発音練習をしています。
ELSA Speakも基本的に無料で使えるのがすごいところです。もちろん有料プランもありますが、例えばスキルモードの各セクションの最初の方は無料でも受けることができます。後半をより詳しくやりたい人は課金する必要がありますが、今紹介した使い方なら無料の範囲で十分できます。
このように、ELSA Speakを使うことで、ChatGPTでの文法や表現の学習に加えて、発音面でのスキルアップも図れます。AIによる即時フィードバックが得られるので、効率的に発音を改善できるのが大きな利点です。
第6章 YouTubeのHiroki先生に学ぶ:最新AI英語学習
これまで紹介したAIツールを活用した英語学習法は、YouTubeで活躍するHiroki先生から学んだものです。Hiroki先生は帰国子女で英語発音指導士の資格を持ち、英検1級やTOEIC975点を取得するなど、高度な英語力を持つ英語コーチです。
Hiroki先生の特筆すべき点は、英語教育のプロフェッショナルでありながら、生成AI技術にも精通していることです。
他の英語の先生は「英語は詳しいが、生成AIには詳しくない」という人が多い
私が知る限り、他の多くの英語の先生は、「英語は詳しいが、生成AIには詳しくない」という方が多い印象です。
例えば、今年6月にOpenAIが発表したGPT-4の新しい音声会話機能についての混乱がありました。この新機能は、ChatGPTが人間と同じような自然なテンポで感情表現豊かに音声会話できる画期的なものです。
ですが、この機能の実際のリリースは「今年の秋」と予告されています。
それにもかかわらず、多くの英語講師がYouTubeで「新しいChatGPTの音声会話機能を試してみた!」という動画を投稿していました。これは誤りです。彼らが使用していたのは、実際には去年からある既存のChatGPTの音声会話機能であり、新機能ではありませんでした。
これに対し、Hiroki先生は状況を正確に把握し、適切に解説していました。新しい音声会話機能がまだリリースされていないこと、その機能が可能性があること、そしてそれが英会話学習にとってどのような意味を持つかについて、詳しく説明していました。
自分でAIだけでイタリア語を0から学習
さらに、Hiroki先生は実践的なアプローチを重視しています。
例えば、AIによる学習の効果を検証するため、自らイタリア語をゼロからAIのみで学習する「人体実験」を行いました。
全く話せず聞き取れない状態から、AIツールのみでイタリア語を習得していく過程を公開しているのです。
▼この動画で公開されています。
また、Eleven Labsなど、一般にはあまり知られていないようなAIツールも英語学習に活用し、その方法を紹介しています。こうした実践的で最先端の情報が、Hiroki先生のチャンネルの大きな魅力となっています。
私が現在実践している学習法の多くは、Hiroki先生のチャンネルから学んだものです。最新のAI技術と確かな英語教育のノウハウを組み合わせた、効果的な学習方法を知りたい方にとって、非常に有益な情報源となるでしょう。
第7章 その他のTips - 音声アウトプット、Notionで記録、短期目標
私の英語学習には、AIツール以外にもいくつかの取り組みがあります。
①ラジオ(Voicy)で、英語日記を読み上げる
その一つが、Voicyで英語日記を読み上げることです。多くの人に聞かれる可能性があるため、適度なプレッシャーとなり、毎日の練習へのモチベーションになっています。これは単に発音を向上させるだけでなく、英文日記を書く習慣も自然と身につける効果があります。
②英文日記をNotionに記録
学習の記録にはNotionを活用しています。英文日記の原文、ChatGPTによる修正版、そしてレッスンのポイントをデータベースに保存しています。将来的には、この蓄積されたデータから頻出の単語やフレーズをAIで抽出し、単語帳アプリに取り込むことを計画しています。
③単語帳アプリ「Quizlet」によるスキマ学習
現在の単語学習は、Hiroki先生が紹介していた方法を参考に、アプリ「Quizlet」を使ってフラッシュカードやクイズ形式で学習を進めています。
Hiroki先生がQuizletで公開している、「英会話の90%を理解できる英単語700」から始めました、現在は「英文の92%を理解できる英単語2800」に進んでいます。
これらの単語は「Quizlet」の中でHiroki先生が作成・共有しているので、そのまま自分のQuizletに取り込んですぐ学習を始めることができます。
https://quizlet.com/user/hirokienglish/sets
継続のコツとして、現実的な短期目標の設定も重要だと感じています。私の場合、「GPT-4oの新しい音声トーク機能がリリースされる今年の秋までの2-3ヶ月」を短期目標としています。この程度の期間なら、遠すぎず近すぎず、ちょうどいい塩梅だと感じています。
最後に、Voicyで学習習慣を公言することで生まれる軽いプレッシャーも、継続の助けになっています。このように、様々な方法を組み合わせることで、AIツールを活用しながら無理なく効果的に英語学習を続けられています。