
【超便利】本を開いたままデータ化「vFlat Scan」→NotebookLMで情報整理を革命的に効率化できた
紙の資料をデジタル化したいけれど、雑誌や書類を裁断したくない。そんな悩みを解決するのが「vFlat Scan」というiPhoneアプリです。見開きのページをそのままカメラで撮影するだけで、AIが平面に補正してくれます。さらに、テキストデータ化までしてくれるため、GoogleのNotebookLMと連携させれば、情報の理解と整理が劇的に効率化できます。
市が発行した長文の資料の冊子を読み込む必要があったので、「vFlat Scan」というアプリを使ったら神がかった便利さだった。
— エクセル兄さん(たてばやし淳)@AI時代のExcel術_書籍多数 (@excel_niisan) February 19, 2025
・本を開いたまま2Pずつスキャン
→文字起こし、AI補正
→PDF、Wordで出力
で、サクサク文字データ化。… pic.twitter.com/TMHCPYJC3B
・冊子をバラバラにせずに取り込める連続スキャン機能
・50ページほどの冊子を5〜10分で取り込む効率性
・サブスクを即解約しても1ヶ月は使える賢い活用法
・NotebookLMで資料に基づいた回答のみを得られる特徴
・資料の引用元や載っている箇所をハイライト表示する機能
※ここからは、以下のVoicyでの音声配信の文字起こしを基にAI記事化しています。詳細はVoicyでお聴きください。
はじめに:紙の情報をデジタル化する新しい方法
皆さん、こんにちは。今回は私が最近使ってみて非常に便利だったアプリ「vFlat Scan」についてご紹介します。このアプリを使うことで、紙の資料をiPhoneだけでスキャンし、GoogleのNotebookLMと組み合わせることで情報整理が格段に効率化できるという体験をしました。

今回ご紹介するのは企業の紹介案件(プロモーション)ではなく、純粋に便利だと感じたツールです。この組み合わせによって、紙媒体の情報をどのように効率的にデジタル化し、理解を深めることができるのかについてお話しします。
紙媒体の情報をデジタル化する悩み
先日、私が住んでいる藤沢市が発行した長文の資料が載っている冊子を読む機会がありました。紙しかなかったので、情報を読み込んで内容を理解する必要があったのですが、文章量も多く、歴史的な情報で文体もやや難しく、短時間で理解するのは骨が折れる作業でした。
通常なら、バラバラの紙であれば連続スキャナーで一気にスキャンしてパソコンに取り込むことができるのですが、今回は雑誌だったため、裁断するのには抵抗がありました。そこで思い出したのが、以前から持っていた「vFlat Scan」というアプリでした。
vFlat Scanの素晴らしい機能
このアプリは本格的に使うことがなかったため課金していなかったのですが、今回満を持して使ってみることにしました。使用するには月額500円の有料プランが必要になります。その500円の価値があるのかという点についても、後ほど私なりの考えをお話しします。
ちなみに、この内容についてはXで2月20日に投稿したところ、7000リツイート、117いいね、127ブックマークと予想以上の反響をいただきました。多くの方に便利だと感じていただけたようです。使っている様子を動画でXにアップロードしていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
vFlat Scanの基本機能と使い方
vFlat Scanはスキャナー系のiPhoneアプリで、基本機能としては1ページずつiPhoneのカメラを使って書類の写真を撮ると、綺麗にフラットな画像に整えてくれます。
課金版(500円)になると、以下のような機能が使えるようになります:
主な機能
見開きページの取り込みが可能になります。冊子を開いたまま写真を撮るだけで、2ページを自動的に分割し、それぞれを1ページずつの画像として保存してくれます。通常、雑誌は開いただけだと歪みが生じますが、AIが自動的に補正してフラットな画像にしてくれるのです。
さらに、取り込んだ画像の文章をテキストデータ化してくれる機能もあります。取り込んだデータはPDFやワードファイルとして保存・共有することができます。
私が今回読み込んだ冊子は約50ページでしたが、見開きで25回ほど写真を撮るだけで、わずか5〜10分程度で全てを取り込むことができました。本格的な「自炊」(本をデジタル化する作業)をするなら連続スキャナーの方が早く楽かもしれませんが、それには冊子を裁断する必要があります。中には冊子を閉じたままスキャンできる機械もありますが、大掛かりなものになってしまいます。
▼これと同じことが500円のアプリだけでできるなら、正直、安い
一般的に大量の書類をデジタル化するには冊子を破壊して紙にばらしてから取り込むのが普通ですが、それには抵抗があります。残念ながら私は連続スキャナーを持っていなかったので、どうしようかと考えた末に、このアプリを思い出したのです。
GoogleのNotebookLMで情報を整理する方法
vFlat Scanでスキャンした文章をテキストデータ化することができたら、次はその情報を整理し理解するためにGoogleのNotebookLMというAIサービスを活用しました。これは現在無料で使えるサービスです。
https://notebooklm.google.com/
NotebookLMの特徴は、PDFやウェブのリンク、様々な資料、YouTube動画なども参考元として登録できることです。登録すると、それらの情報源だけに基づいて答えてくれるAIチャットボットと会話できるようになります。

使い方としてはChatGPTに似ていますが、大きな違いがあります。NotebookLMは質問に回答する際、参照している資料のどこに載っているのか、具体的な引用元をハイライトしながら回答してくれます。

例えば、アップロードした資料について「要約してください」とか「ここはどうなっているの?」と質問すると、「この資料によると、このようになっています」と分かりやすく解説してくれます。同時に、どの部分に載っているかをハイライトしてくれるので、原文の確認も簡単です。

これによって、長く複雑な文章でも、AIに分かりやすく解説してもらいながら、原文にも簡単にアクセスできるという利点があります。
NotebookLMの優れた点
PDFファイルをアップロードして質問するという機能自体は、ChatGPTやGoogleのGeminiでも可能です。しかし、NotebookLMの利点は、アップロードした資料についてのみ答えてくれるという点です。
通常のChatGPTやGeminiにPDFをアップロードして質問すると、資料に載っていることなのか、AIが持っている一般的な知識からの回答なのか、区別がつかないことがあります。例えば、「藤沢市で最も人口の多い町はどこですか?」と質問した場合、その回答がAIの知識によるものなのか、アップロードした資料に基づくものなのか分からないのです。
そのため、いちいち「それは資料に書いてあることですか?それともあなた自身の知識ですか?」と確認する必要があります。しかしNotebookLMでは、基本的に資料に載っていることだけに基づいて回答し、載っていなければ「載っていません」と明確に答えてくれるため、非常に効率的です。

さらに、NotebookLMの優れた点として、複数の資料をアップロードして統合的に回答してくれる機能があります。PDFだけでなく、ウェブサイトやYouTube動画も参考資料として登録でき、それらを踏まえて網羅的に回答してくれます。
普段は子育てで忙しくパソコン作業をする時間があまりないため、主にスマホで使えるアプリを中心に利用していますが、NotebookLMはパソコンでの使用が前提です。今回使ってみたところ、非常に便利だったので紹介したいと思いました。
サブスクリプションについての考え方
ここからはvFlat Scanが月額500円かかることについての私の見解をお話しします。まず、500円という金額は決して高くないと思います。今回のように資料を取り込んで文字起こしし、データ化できる。しかも冊子を破壊せずに見開きのままスキャンできるという時短効果を考えれば、ワンコイン500円の価値は十分にあると思います。
iPhoneのサブスクアプリに課金した場合でも、すぐに設定から解約することができます。解約しても即座に使えなくなるわけではなく、支払った1ヶ月間は使用でき、単に自動更新がオフになるだけです。そのため、使う予定がある時にだけ課金して、すぐに解約しておくという使い方ができます。
▼iPhoneでサブスク解除する方法(auの解説)
私はこのようなスポット的にしか使わないサブスクサービスは、課金したその日のうちに解約設定をしておきます。そうすれば後で忘れることもなく、1ヶ月間はちゃんと機能を使うことができます。このようなサブスク管理の慣れは非常に大切だと思います。
サブスクを柔軟に考える
vFlat Scanについては、YouTubeで約1年前に知り、「便利そうだけど今は使わないな」と思って名前だけメモしておいて、今回必要になった時に思い出しました。
YouTubeの動画が非常に分かりやすかったのですが、そのコメント欄に「500円の月額課金は抵抗がある」という意見があり、驚きました。
その方は「便利な機能だけど、ずっと500円払い続けるのは嫌だ」という趣旨でした。しかし私は「使うときだけスポットで課金すればいい」と思います。毎日使うなら月額課金は理にかなっていますが、たまにしか使わないなら使う月だけ課金して、すぐに解約すればいいのです。
サブスクサービスはもっと柔軟に考えるべきだと思います。使うと決めたら永遠に月額を払い続けなければならないわけではありません。年間予算で「12ヶ月で6000円もかかる」と考えるのではなく、使わない時は解約して、必要な時だけスポットで課金するという考え方に切り替えると良いでしょう。

今回のvFlat Scanも私は今回だけ使って、しばらく使うことはなさそうなので、すぐに解約しました。このような柔軟な姿勢の方が精神的にも楽だと思います。
AIサービスの柔軟な利用方法
例えばChatGPTやClaudeなどのAIサービスも同様です。月額課金はかかりますが、解約しても違約金は発生しません。よく使う月は課金し、使わない月は解約するという柔軟な対応で問題ないのです。
実際に私も、本の執筆時などClaudeをよく使う時期は課金し、そうでない時期は解約するということを繰り返しています。忙しい短期間には複数のアカウントで課金してダブル課金することもありますし、逆に今年の1月頃はChatGPTのo1の方が私のニーズに合っていたので、Claudeの課金を一時的に解除していました。
先日、Claudeの3.7 Sonnetという最新版が出て非常に使いやすくなったので、再度課金を検討し直しました。このように、サブスクは柔軟に「使う時は使い、使わない時はやめる」という管理をすれば良いと考えています。
まとめ:サブスク管理のコツ
サブスクリプションサービスを利用する際に重要なのは、解約方法を知っておくことです。課金する時には必ず、どのように解約できるのかをチェックしておきましょう。iPhoneアプリであれば設定からサブスクリプションを管理できるので、そこは必ず確認しておくことをお勧めします。
vFlat ScanとNotebookLMの組み合わせは、紙の情報をデジタル化し、効率的に理解するための非常に強力なツールです。必要な時に必要なサービスに課金し、上手に活用していくことで、情報処理の効率が格段に上がります。皆さんもぜひ試してみてください。