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【実録】ガッカリしたFP。
ご覧いただき、ありがとうございます。私がFPについて興味を持ち、資格を取ろうと考えたのは保険代理店に勤務していた26歳の時でした。大学での専門は教育系で全く金融知識とは無縁でした。
ターニングポイント①FPへの道のり
私は、短期大学を卒業後に教育系の道には進まずに、某信販会社へ入社しました。20代の私は単純でお給料がいい、ボーナスがいい!というだけでそこに決めました。がしかし、2年目には負債が多いという理由で勤務先はなくなりました。
路頭に迷い、一度大阪へ行きますが、紆余曲折あり、大手保険会社を経て小さな町の保険代理店に勤めました。
誘っていただいたのが、まさに私がFPを志すきっかけをくれた人でした。
ターニングポイント②上から目線の言葉
優しく誘ってくれたその人でしたが、職場の上司と部下に関係が変わると態度は豹変しました。
「もっと勉強したら?FPを取るとか。」
と冷たく言われ、よく物にもあたられました。
次第に腹が立ち、覚えとけよという負のオーラが後押しし、FPを取得し、AFPになる夢を追いかけるようになりました。職場には言わずに仕事と勉強を両立し、見事にどちらの夢も叶えました。
突然報告した時の上司の顔は今でも忘れません。
ターニングポイント③出産後のお金の悩み
そんな保険代理店でしたが、30歳を目前にこんなところにいても拉致があかないと転職活動を始めます。そこで出会ったのが、鉄道員のお仕事でした。(このお話もまたのちのち書きます)
見事、色々なご縁もあり、結婚そして出産も経験しました。
仕事は辞めたものの、当時の配偶者のお給料だけではとても生活していけるものではなく、わずかな貯金を取り崩しながら、本当に子育てをしていけるのかそんな不安と闘いながらの毎日でした。
私自身FPでしたが、経験の多いベテランFPの人に相談したい!そんなすがる思いで、幼子をかかえ、FPの無料相談に申込みました。
ターニングポイント④誰も助けてくれない
私がFPを取得した独身時代には、憧れていたFPの方がいました。たまたまそのFPが相談を聞いてくださるとのことで、ノートに今の家計状況をまとめ、ドキドキしながら、これで救われるとホッとした気持ちで会場へ行きました。
しかし…。
ノートを見たFPから出た言葉は、
「あなたが働かなきゃダメよ。」
その一言。
心底がっかりしました。腕にはダイヤモンドのキラキラ光る腕時計をして、ろくに話も聞こうとせず、まあ頑張ってるんじゃないの?と。
割と名の知れたFPがそんなアドバイスしか出来ないなんて。
それは分かったうえで、今は働けない前提で、何かいいアドバイスが欲しかった。そう、目から鱗な情報が欲しかった。無料だから?夫の給与の低さにびっくりしたのか?(ごめんよ)と変な自問自答をして、帰ってから落ち込みました。プロの回答がそれ?は?
赤ちゃん預けてわざわざ来たのに?
憧れは崩れ落ち、目指すFP像も変わりました。
結局は、自分の身は自分で。もっとお金の勉強をして、自分の資産は自分で作って行くしかないんだ!と決意した瞬間であり、こんなFPはイヤだと感じた瞬間でもありました。
FPと名乗る人はこの世の中たくさんいます。
保険を売りたいだけのFPもいます。
手数料の高い保険を売ることしか考えていません。
商売とはいえ、いいお値段を払わないと身近な存在ではないいいご身分のFPもたくさんいます。
FPを仕事としてやっていきたいと考えるにあたり、私はお金についての知識がない人みなに平等でありたいと思います。
上を見ればきりがないし、下を見てもきりがない時代。情報は平等に溢れている。出来る人は資産を増やせるし、出来ない人は貧乏まっしぐら。
でも、FPって、お金迷子の人を助けるお仕事じゃないの?ボランティアでとは言いません。
当時の私のように悩みに悩んでいる方がいたら、気軽に相談に乗れる存在でありたい。それがいいFPではないのでしょうか。あくまで個人の主観であることをお許しください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
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