【DQⅡ⑤】目指せ!LV99‼︎ ドラゴンクエストⅡ〜悪霊の神々〜編 その5 アレフガルド探訪〜紋章を探して
※ネタバレを含む記載をしています。自己責任でお読みください。
冒険の続きを始めましょう。
大海原を大航海のつもりが対岸への渡し舟的な航行で、3人は少しがっかりな面持ちで新しい土地へと足を踏み入れました。そこは、どこか懐かしい感じの雰囲気を漂わせる小さな国でした。
アレフガルド。かつて悪の魔王、竜王が掌握しようとしましたが、勇者ロトの末裔によりその野望は阻止され、平和を取り戻しました。その後、ロトと末裔と共に、アレフガルドのローラ姫はこの国を旅立ち、今のローレシア、サマルトリア、ムーンブルグの国々を築き上げたと言われています。3人の建国のルーツがこのアレフガルドから始まっているのです。
アレフガルドの西海岸に降り立ち首都であるラダトームのお城へ向かいます。ルプガナで聞いた王様行方不明事件の真相も確かめなければなりません。ラダトームは今、お城と町が一体型の複合施設になっていました。早速王様の元へ向かいましたが、王室の金の扉は閉ざされていて中には入れませんでした。やはり失踪の噂は本当のようです。少しでも手掛かりが掴むために町の人々にお話を聞いていきます。お城に仕えているであろうある女性が言いました。
「昔々、この城にいたローラ姫様は、世界を救った一人の若者に連れられ旅に出たと伝えられています。一体あれからどれだけの年月が過ぎたでしょうか…。
おかえりなさいませ!わがアレフガルドに!」
またある若者はこういいます。
「あなた方はもしやロトの勇者の子孫の方々では⁉︎ラダトームの地におかえりなさいませ!」
衝撃の事実が発覚です。つまりローラ姫が旅立ってからこの3人がここへくるまでの長い年月の間、言わば本家に当たるであろうラダトームへ、ローラ姫をはじめ子孫の誰一人として帰って来ていなかった事を知らされたのです。お盆休みはともかく、お正月ぐらいお父さんの元へ帰ってあげればよかったのに。そうなると初孫の顔も見ることも叶わなかったラダトーム王が不憫でなりません。これはローラ姫が薄情な娘だったのか、それとも勇者ロトの末裔が義父であるラダトーム王との折り合いが悪かったのか。ともかくラダトーム王家と何があったのかは分かりませんが、今の世代には関係のないことです。逆に今回3人が訪れたことが足掛かりとなり、国と国との新たな絆が生まれるかもしれません。国交復興のため、町の人々との交流を深めていきます。
国王行方不明は国民に伏せられているのか、慌てふためいてる様子はありませんでした。ハーゴンの脅威もまだとどいていないのか、町は平和そのものです。色々な建物の中に気になる後ろ姿をした人物を発見しました。
民家の2階に王様らしき姿が見えます。鍵がないので開けられませんが、監禁されているようには見えません。何か理由があって隠れているのかもしれません。今は確かめようがないので、3人は一度ラダトームを出て、アレフガルドを冒険することにしました。ご先祖であるロトの勇者の末裔は、この地にある様々な町や施設を訪れ、竜王を倒す手がかりを得たと聞いています。新たな地を歩いて行くと3人は、さらに新たなとんでもない事実を知ることになりした。
ラダトーム以外の町や村が、アレフガルドには存在していなかったのです。また祠や洞窟などの施設もほとんどありません。長い年月を経て様々な村はラダトームに全て集約されたのか、それともローラ姫を慕ってアレフガルドを捨てた町人たちが大勢いたのか。ラダトームの王様が拗ねていなくなる理由もよく分かります。
南東の端にある祠には一人の老人が立っていました。ロトの子孫であるならば証拠を見せろと言って来ます。マイナカードなど持っているはずもない3人は直径の子孫であるにもかかわらず、証明できる術は持ち合わせていませんでした。
ものすごい上から目線で退去するように言われてしまいました。それにしても言葉遣いが乱暴です。
「ご身分を証明できるものをお持ちでないのであれば、大変申し訳ございませんがお引き取りいただきますようお願い申し上げます」
くらい丁寧にとは言いませんが、とても大人の対応とは思えません。これ以上ここにいてもなんの進展もないので3人はもう一つ残された施設である古城に向かいます。
ラダトームの対岸に見えた、かつて竜王の本拠地であった古城です。建物自体はは廃墟となっていて、地下へとつづく階段があらわになっていました。下へ下へと降りていくダンジョンですがあまり複雑な構造ではなく、迷うことはありません。途中にあった宝箱の中に勇者ロトの剣が入っているのを見つけました。力の弱いリクに装備してもらい、攻撃力を補填します。さらに下へと向かうと最下層の開けた場所に辿り着きました。
その階の奥に怪しい人物が佇んでいます。彼の話を聞くとかつての悪の魔王、竜王の子孫だといいます。
ただ彼には世界征服を目論むほどの力はなく、今ではハーゴンの勢力を妬んでいるみたいでした。彼は代わりにハーゴンを倒してくれると約束するならいいことを教えてくれると言います。代わりも何もハーゴンを倒す目的で旅しているのです。約束することに承知すると紋章を集めろと言いました。この世界のどこかにある5つの紋章を集めることで精霊の守りが得られると言います。その一つがここより南の小島にあると教えてくれました。3人はこの情報を頼りに船に乗り、南の小島を目指します。
竜王の子孫の居城からまっすぐ南へ下ると塔のある小島に辿り着きました。この塔に紋章の一つが隠されているようです。塔の入り口には紋章の噂を聞きつけた一人の戦士がいました。どうやら紋章とは形のあるものではないらしいと言うのです。と言うことは手に入れてもアイテム欄が圧迫されることはないと言うことでしょうか。真相はわかりませんが少しだけ有益な情報を得ることができました。3人は塔の中の探検を始めます。
塔の中は広く複雑な作りをしていて、さらには魔物との遭遇率も高いため、少しづつ探索しては町に戻り回復をしつつ紋章を探します。上へと続く階段がいくつもあり、そのうちの一つを上ると床に装飾のある階に出ました。何かの目印のように、次の階へと誘うように装飾の床に沿って上ると最上階らしいところで一人の戦士と出会います。
彼は以前よりハーゴンの動きを見張るため、この塔からハーゴンの本拠地であるロンダルキア台地を監視していると言います。そこへ辿り着くのは不可能だと言われ、その手段を探していた人も、世界中を旅しましたが手がかりを見つけることができず諦めたと言うことです。普通の人間には辿り着くことができないロンダルキア台地。果たして3人は辿り着くことができるのでしょうか。気を取り直して今はまず、手がかりの一つであろう紋章を探します。というか装飾の誘いは特に紋章とは関係なく、ただ見張りの元へ続いていただけでした。なんて紛らわしい。3人は改めて下へ降り、違う階段から紋章探しを続けます。階段を上がった先に魔物が1匹、どこかへ歩いて行くのが見えました。後をつけて上に上がると一人の老人が佇んでいます。魔物にも襲われず一人こんなところで何をしているのでしょうか。話を聞くとなんと紋章があるところへ案内してくると言います。かなりの強者かもしれない老人の後を追いかけると、宝箱のある部屋へ案内されました。宝箱を開けるように促され、いよいよ紋章とのご対面です。
かと思いきや老人に化けた魔物が正体を現し、襲いかかって来ました。なんていやらしい。とは言え、ここまで幾度となく魔物たちと戦って来た3人にとって全くもって敵ではなく、逆に魔物たちの墓場になってしまいました。
そして彼らを倒すことで一つ目の紋章を手に入れることができました。これで一歩ハーゴンへ近づいたことになります。残る紋章はあと4つ。しかしここから先はどこへ行くのかあてもありません。船に乗って大海原を今度こそ駆け巡り、ハーゴンの待つロンダルキアへ向かっていくことになります。
今回の冒険はここまで。
〜つづく〜