善意のバトンが繋がった日。
先日、北海道のラジオ局のパーソナリティーさんがX（旧Twitter）で、
「千歳にTREKのクロスバイクが乗り捨てられている」と投稿されていた。
自転車に疎いワタシ。なにげにTREKのクロスバイクを検索して高級自転車と知る。たまたま苫小牧で出店していて千歳は恵庭の帰り道。Xに地図付きで載せてくださっていたので、付近を探して投稿されていたクロスバイクを発見した。
持ち主にとっては我が子同然の自転車。
このまま放置していたら、悪い人がまた持っていってしまうかもしれない。
とはいえ、この投稿だけでは乗り捨てられたのか停めてるだけのか判断できない。
防犯登録の番号があれば写真を撮って、交番に届出ようと思ったが探せず
あまり他人の自転車の周りでウロウロするのも不信者だよなぁーと、
自転車には触らず、近くと遠くから写真を撮って最寄りの交番へ。
高級自転車が放置されているので、確認をして欲しい旨を伝え、
派出所の巡査さんに写真を見せて地図で自転車の場所を特定。
「本署に伝えて対応する」と聞いて、ホッとして恵庭に帰る。
その後ほどなくして千歳警察署から入電。「自転車は盗難車だった。
現場検証に立ち会ってほしい」と言われて再び千歳へ。
自分の身分証明以外に聞かれたのはこの２つ。
①自転車を発見した時間→写真に記録されている時間
②交番に連絡した時間→写真を撮った時間＋交番までの所要時間
いちいち時間を見て行動していないので、写真を撮っておいてよかった
現場検証をした巡査さん「持ち主の方と連絡取れたので、この自転車をパトカーに積んで持ち主のお宅に持っていく」と言っていた。よかった。
今回の件で学んだこと。
放置自転車を見つけた時は、盗難の可能性もあるためむやみに触ったり
動かしたりしないほうがいいこと。
場所や車体の色・特徴、防犯登録（わかれば）を記録して警察に連絡を入れる。
盗難届けが出されている場合は警察で対応。
届けが出されていない場合は市区町村での対応になるそう
SNSにあげた投稿を見て、数人の方からクロスバイクの目撃情報が寄せられました。
・前から自転車があったがトレック（高級）車だと知らなかった
・あの自転車は雪が降る前からずっと置かれていた
・前はもっと奥の草地に置かれていて、雪が降り出した頃誰かが国道から見える場所に移動した
‥などなど。
今回、誰かがクロスバイクを見える場所に動かして、
クロスバイクを見かけたラジオ局のパーソナリティーさんがXで発信。
その投稿を見て、たまたま現地に行くことができたワタシが交番に届け出た。
もし、誰かがクロスバイクを動かさなかったら、
もし、パーソナリティーさんの発信しなかったら、
もし、ワタシが苫小牧に出店していなかったら、
今回のことはなかっただろう。
「悩むくらいなら行動してから考えろ」
以前勤めた会社の上司から言われた言葉を思い出した。
あの上司に出会う前のワタシだったら、他人事で終わらせてたんだろうな。
行動することが大事。
できるヒトが、できるトキに、できるコトをする。
繋げてくれる誰かがいたら、花開くこともある。
善意のバトンと上司の教えに感謝。