認知負荷に関すること少しまとめ

下記を読んで、簡単なまとめと少し調べたこと。

◆Understanding Cognitive Load in UX and How to Minimize it?
https://www.designstudiouiux.com/blog/what-is-cognitive-load-in-ux/

◆認知負荷理論を考案したJohn Swellerへのインタビュー
https://www.ipii.co.jp/archives/blog/認知負荷理論を考案したjohn-swellerへのインタビュー-そ/)


利用者は、目的があってあなたのサイトに来ている。
目的を達成するために必要なことに焦点を当てる。

これが、画面設計、情報の整理。

画面に、目的と関係のない不要なものがあると、利用者に不要な負荷を与えてしまう。

  • 途中離脱

  • 満足度の低下

  • 逆に不快感すら与えてしまう

利用者の認知的負荷を軽減するためのいくつかの方法がある。
これは、人間の脳がどのように情報を処理し、記憶するかなどの科学的研究から提案されている。

下記、John Sweller氏(認知負荷理論の研究者)へのインタビューが勉強になる。
認知負荷理論を考案したJohn Swellerへのインタビュー その1 - IPイノベーションズ

簡単なまとめ

情報の整理

情報をわかりやすく整理し、見出しやラベル付けすることで、利用者が目的の情報を見つけやすくする。

一貫性の維持

レイアウトや用語、絵的なあしらいや振る舞いを統一することで、利用者が迷わずに操作できるようする。

複雑さの軽減

操作画面をシンプルにし、不要な要素や気を散らすものを排除する。

段階的な情報提示

必要に応じた情報を表示すること。一度にすべての情報を表示すると、情報過多になり脳に大きな負荷がかかる。

フィードバックの提供

利用者の操作に対して適切なフィードバックを提供することで、正しく操作できていることを認知できる。

悪い例

多すぎるステップ

利用者が目的を達成するために、多くのステップを踏ませる必要はありません。

過剰な刺激

ちょこまか動くアニメーションや点滅する文字など、視覚的にうるさいインターフェースは利用者の認知負荷を高め、注意を散らしてしまいます。

選択肢が多すぎる

選択肢が多すぎると、利用者はどれを選べばいいのか迷ってしまいます。

見慣れないインターフェース

独自性を出そうと考え個性的すぎる一般的でないアイコンや操作方法を使うと、認知的負荷が高くなります。


認知負荷理論

人間の脳が情報を処理する仕組みと、その限界をどのように克服するかを研究する学問。

学習や問題解決の際に、脳がどのように・どれだけの情報処理能力を使っているか。
そして、その処理能力を最大限に引き出すにはどうすれば良いのか。

人間の脳のワーキングメモリは、限られている。
一度に処理できる情報量には限界がある。

そのため、複雑なタスクや大量の情報にさらされると、脳は過負荷状態になり、学習効率が低下したり、ミスが増える。

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