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第2回 高次脳機能障害が知られてないこと。
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高次脳機能障害の話をする前に・・・
私が高次脳機能障害になるに至ったアレコレ少しだけ・・・というか、思い切り話したいと思う。
本題(高次脳機能障害)に入る前に、多少回数を重ねることになると思うが暫くの間お付き合いの程お願いしたい。
バレンタインデーに倒れちゃった。残念!!
私は2017年2月14日の未明、右の椎骨動脈乖離が原因の右小脳の脳梗塞になり倒れた。
もちろん2月14日はバレンタインデーなので、私はいろんなものを膨らませて、帰りはポケットをチョコでパンパンにして帰るつもりだった。
ところがどうだ!
チョコを貰うどころか、私は目眩で立ち上がることも出来ず救急車で病院に担ぎ込まれることになったのだ!
救急車の中では女性の声で「PCあり」「PCあり!」と何回も繰り返されているのを聞いて『PCって何だろう?』と思ってた。そして、今でもそのPCが何を意味していたのか分からない。また、その時私は完全に目が回っていたので、上半身を脱がされるのも住所氏名年齢を聞かれるのもぎゅっと目をつむったままだった。だから、3人いた救急隊員の内何人が男性で何人が女性だったかも分からない。覚えているのは「PCあり!」と言いうメゾソプラノの声だけだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1647614007572-uJ0MRdMezo.jpg?width=1200)
私はストレッチャーにベルトで固定されて、近所では一番行きたくない病院に連れていかれた。心の中では行きたくなかったのだが、とにかく私の回転を止めてくれる場所があるならどこでもいいと思っていたのだ。
揺れる私!
私の揺れ方は半端ではなかった。
前後左右上下・・・まるでジャイロボールの中に入っているようなスピードで回るのだ!
嫁さんにスマホしようと思って暗証番号をタッチしようとしたが、スマホが手の中で1秒に30回転する勢いで回るので、画面にタッチすることもままならない。
立っていられないと思って机にしがみつくが、姿勢を保てなくて膝をつき、最後には床に寝てしまった。私は体重があったので、誰かが台車を持って来てくれて、救急車のストレッチャーが入れるところまで運んでくれた。
そして、救急車の中でベルトで固定されても私は救急車ごとぐるぐる回り続けたのだった。
病院に到着したのは良いが、対応してくれた宿直医が胃腸外科の若い先生で完全に寝ぼけまなこだった。
「う~~~にゅ、別にへんなところはないなぁ~~。目眩だけじゃないのかなぁ。生食(生理食塩水)点滴して」とだけ言った。
私は余りの目眩に吐き気がしてきて、看護婦さんに、
「吐きそうだから、何か吐くものください」といったら、ティッシュを1枚渡してくれた!!
「あの・・・そうじゃなくて、吐いたものを受けるお盆みたいなのないですか?」と言ったら、
「ああ」
と言って、やっとアルミの膿盆を出してくれた。
私は、吐いたよ!盛大にね!!
床にやってやればよかったと思ったことは秘密だ!
今日はここまで。
続きはまた今度!!
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