冬の布団にくるまって
冬が苦手だ。
春夏秋冬の中で一番苦手。
秋と冬の変わり目はいつも曖昧。
今年の冬も積雪とともにやって来た。
冬は一旦、秋とバトンタッチしていいかこちらへ
伺いを立ててほしい。
一応、季節の変わり目は気持ちの変わり目だと、
わりと本気で思っているので。
冬となると私にとってやっかいなのは、冬の布団。
布団の中が温まるまで左右に動いたり、うつ伏せになったり、仰向けになったり、とにかく布団の中で動き回る。
その間は「早くあったまれ〜、あったまれ〜」と
念じている。末端冷え性の足先を触るものなら
からだ丸ごと冷える。
もはや布団の中で運動。これは運動だ。
するといつの間にか、からだの熱が布団に伝わったのか布団の中が温かくなっていた。
寝起きの冬は顔を洗う時もちょっと億劫。
蛇口をひねって、一呼吸おき覚悟を決める。
水に手を近づけただけで冷気が伝わってくる。
顔に水をかけるぞ!という小さい決心、
かけたらその後はもう勢いで、目覚めろ自分!というかの如く水を顔にかける。
洗って顔を上げると、鏡に写る自分の顔は心なしか目が開いている気がする。(気がするだけかも)
とにかく私は冬が苦手で。
この寒さを凌ぐのに一杯いっぱいで、いつも体が寒さに堪えながら過ごしている。
いっそのこと春夏秋フユ夏が良い。
冬は1ヶ月だけの短スパンでもう一回夏が来る。
夏が1番好きなので。
でもまあ早く冬を越したいとそんなことを思いつつ、この季節にも楽しみはあって。
それはもうすぐ発売される日向坂の13枚目シングル『卒業写真だけが知ってる』。
卒業、桜、制服を想像する春曲。
このあいだ外を散歩しながらこの曲を聴いていて、卒業シーズンを控えたこの時期に聴くのも良いなと思った。
最近、怒涛の13枚目PRラジオラッシュが発生していたおかげで朝からこの曲をたくさん聴けました。
私の中でラジオ熱が徐々に再燃焼してきている。
ラジオで正源司陽子ちゃんが『2025年最初の
シングルとなるので、このシングルも勢いつけて今年もずっと皆さんと一緒に楽しく思い出作っていけたら良いなと思います』と話していた。
メンバーのラジオ出演に、SNSでこの13枚目PRを一緒に盛り上げているようで記憶に残る出来事でした。
何かキッカケがないと全国のラジオを追うなんて滅多にしないし、ゲリラで起きたイベントに流れるようにあちこちのラジオを探して聴きました。
日向坂が起こすお祭りのような空間に飛び込んでみたら楽しくて心がワクワクしたラジオDAYになりました。
楽しい思い出になる出来事ってライブやフェスに限らず、彼女達の冠番組や外番組に、ラジオだったり、彼女達の一つひとつの活動にあって、それを見て感じて、ブログやメッセージ等で分かち合ってきたものが思い出として積み重なっている感覚だと思いました。
彼女達からもらっているものなんだけど、面白そう、楽しそうと思ったものには自分から飛び込んでいかなきゃな。とも思えた。
ラジオを聴いていて陽子ちゃんらしい一面も垣間見えて。無茶ぶりで小坂先輩の可愛い方言披露に「ご褒美だ...」「ごちそうさまです!」と感無量で嬉しそうな陽子ちゃん。小坂さんのこと大好きなんだなあと陽子ちゃんの声から伝わってきて、その光景を想像したら微笑ましくもあり、クスッと笑ってしまいました。
しょげかほで先輩に無茶ぶりできるまで先輩と四期生の距離もグッと縮まっているのを感じ、それは嬉しく思えました。
13枚目PRラジオ出演を追うオタクの一日を終え、出演したラジオの視聴履歴を見ると普段一日に聴く番組数をあっさりと超えていた。
もう一つ冬に忘れてはならない大事なイベントがあって、2月は陽子ちゃんの誕生月、その月はこれもずっとお祭りみたいなもの。
冬生まれのその人が、私に楽しい冬を連れて来てくれる感じ。
その瞬間ばかりは冬好きやなーって思う。
あとこれは冬に関係ないけど、ふと携帯や時計を見て、家族や友達、その人の誕生日と同じ数字が並んでいるのに気づいた時、ちょっと嬉しい。
とにかく近くこの冬から春にかけての楽しみに
今年も日向坂がいるということ。
ラジオラッシュに公式からの告知がギリなのも、
ラジオ局に突撃するリアルさに、ヒット祈願を彷彿とさせてもう13枚目の活動が始まっているんだと思った。
この期間が始動するということは新たな日向坂の
はじまりなんだと。
私は正源司陽子ちゃんを見守りながら応援していく、変わらず。という引き続きこの気持ち。
陽子ちゃんはいつだって忘れられない景色を見せてくれる。「最高の時間」は存在するんだよと教えてくれて、そして正源司陽子ちゃんはその時間を作ることができるアイドルだ。
冬を越したなと思ったら、春の匂いがしてくる。
そしたら好きな夏が来て、秋が顔を出して、たまに暑かったり寒かったり。
そしてまた冬。
そんな季節を繰り返すなかに、ステージに立つその人達との思い出ができたら良いなと思う。
冬の布団にくるまって温まってきたころ、そんなことを思いながら書きました。