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コーポレート よしはらさん|メンバーに聞いてみた

omusubi不動産の紹介をすると「いろいろなバックグラウンドの人が働いていて面白いですね」と言っていただくことがよくあります。きっかけはそれぞれ違うけれど、「omusubi不動産」という会社に集い、同じ方向を目指して日々精進しています。

omusubi不動産の一番の魅力は、一緒に働いているひとりひとり。どんな人が、どんなことをしているのか。どうやってomusubi不動産にたどりつき、一見、ちょっと変わった不動産屋で働いてみようと思ったのか。この連載では、omusubi不動産の日常の様子を覗きながら、なかで働くスタッフに話を聞いていきます。

プロフィール
長野県出身。大学入学と共に上京。卒業後は大学在学中のDJ経験から映像業界へ飛び込み、男社会の中で揉まれる。BONUS TRACKの誕生をきっかけにomusubi不動産へ入社。人事として奮闘中。好きなものは白いご飯。

あのときのDJの経験があったからこそ、今ここにいるのかもしれない

――自分を表すものとして今回持ってきているのは……?

よしはらさん:大学生の頃に買ったヘッドホンです。学生時代、年齢も学校も違う人たちと遊ぶことが多かったのですが、あるとき学外の友人から「DJやってみる?」と誘われて、そのときに購入しました。20歳くらいに買ったので、結構年季が入っているんですが(笑)。

――今も大事に持っているんですね。どうしてこれを「自分を表すもの」として選んだのでしょうか。

よしはらさん:DJをやるようになったことで、音楽に興味を持つ人との交友関係が広がっていき、就職先も音楽関係の企業へ行こうと考えるようになったんです。最終的には音楽から派生して映像の会社に就職しましたが、映像の会社に入らなければ、omusubiで働くこともなかったかもしれないな、と。そう考えたら、今自分がここで働いている、ここにいる原点は、DJをやりはじめたあの日かもしれないなと思います。

午前はomusubiの仕事、午後は映像の会社で働くダブルワークの生活


――先ほど「映像の会社に入らなければ、omusubiで働くこともなかったかもしれない」と言っていましたが、どういった経緯で映像の会社から不動産のomusubiで働くことになったのでしょうか。

よしはらさん:omusubiで働くまでに、映像の会社を3社経験したのですが、前職は14時までに出社すればよい会社だったんです。一応定時は10時から19時と決まっていて、最初はその時間帯に来ていたのですが、19時に帰ってしまうと、一緒に働く人と仕事がうまく進められないことに気づいて……。

――たしかに14時から出社する人に合わせると、19時ってまだこれから働くぞ、っていう時間帯ですよね。

よしはらさん:そうなんです。アニメーションを作るCGの会社でイラストレーターやデザイナーの制作進行を担当していたので、相手ありきの職種ということもあって、わたしも次第に14時ごろから出社するようになりました。でも、そうなると午前中が空いてしまうじゃないですか。

――うんうん、そうですね。

よしはらさん:それに、前職の会社の場合、イラストレーターやデザイナーの人は利益に応じてインセンティブをもらえていたのですが、制作進行にはインセンティブがなかったんです。だから「それなら自分で収入を増やそう」と思い、空いた午前中に働ける仕事を探すことにしました。

――それはいつごろですか?

よしはらさん:2020年の夏ごろでしたね。いろいろ見ているなかで、ふとBONUS TRACKができたことを思い出して。家から近いことや、下北沢のエリアが変わっていく過程にかかわれるのは面白そう、という気持ちもあり、ここで働いてみたいな、と。そのなかでデスクワークの経験が生かせそうな仕事がしたかったので、omusubiで募集をかけていたコワーキングスペースの受付事務に応募しました。

――ということは、最初はomusubiと映像の会社を掛け持ちしていたということでしょうか……?

よしはらさん:そうですね、なんだかんだ2年くらいはその生活でした(笑)。今のようにフルタイムで働くようになったのは、映像の会社を退職した2022年の春からですね。

映像業界で働きながら感じた、働く環境を整えることの大切さ


――ダブルワークの生活から、映像会社を辞めてomusubiで人事の仕事をしたいと思うようになるまでに、どんな心境の変化があったのでしょうか。

よしはらさん:これまで働いていた映像の会社は、どこも小さい会社だったこともあり、働く環境が整っていないことがほとんどでした。でも、働いている時間って、一日の中でも占める割合が結構大きいじゃないですか。社内のメンバーの相談に乗っているうちに、「せっかくならみんなが生き生きと働ける方がいいよな」と社内の環境を整えることに興味が湧いてきて。

――会社の規模が小さいと、なかなか手が回り切らなくなってしまう部分ですよね。

よしはらさん:そうなんです。それで、心理カウンセラーや産業医、人事の職種に興味を持って、前職で相談してみることにしました。ただ、今の会社の規模では受け入れ体制が整えられない、と言われてしまって。そんなとき、omusubiでかかわっていたスタッフや殿塚さんに「こんなことがやりたいんです」と話したら、会社でこれからやりたいと思っていることとわたしがやりたいことが、タイミングよく重なっている時期で。omusubiも人事の採用は初めてだったので、最初の半年くらいは探り探りで進めていましたが、去年の9月から正社員として今の業務に携わるようになりました。

omusubi不動産を田んぼに例えるとしたら、今どんな時期?


――omusubiで人事のお仕事をやることで、会社がこんなふうになったらいいな、と考えていることはありますか?

よしはらさん:omusubiで働くメンバーは、正社員だけでなく、さまざまな雇用形態で関わってくれている人たちがいるので、多様な働き方を受け入れるための土台が安定したらいいなと思っています。人数も増えてきたので、みんなが気持ちよく働けるようなルールづくりの整備がこれからは必要になってくるな、と考えているところです。

不動産の仕事をしながら、絵描き、クリエイター、靴職人などの活動をしているスタッフたちの作品|1月に開催したomusubiオープンデーにて

――どんな人がomusubiに合いますか?

よしはらさん:omusubiのビジョンに共感した上で、自分は何ができるのか考えられる人が働きやすいんじゃないかなと思います。あと、まだ小さい会社なので、omusubiを一緒に作ろうと思える人。能動的に動いたり、「こうした方がいいんじゃないですか」と自ら提案しやすい会社なので、小さい会社やベンチャーで働いたことのある方にとっては、すごく耕し甲斐のある会社なんじゃないかなと思います。

――田んぼだけに……!(笑) ちなみに今のomusubiを田んぼを育てる過程で例えると、どの辺だと思いますか?

よしはらさん:どの辺なんだろう(笑)。田植えは終わってるのかなあ。植え終えたけど、自然の天候が悪かったり、っていうのがあって、「どうする?」ってときかも(笑)。殿塚さんや他のメンバーにも聞いてみたいですね。

omusubi不動産では、随時不動産事務スタッフ、空き家リサーチャー、物件ライターなどを募集しています。詳しくは下記のページをご覧ください。

取材・撮影=ひらいめぐみ

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