「ジャニーズ」とファン
ファンだった者として今の気持ちを書きます。冷静ではなく、感情的な部分も多々あると思います。
ジャニーズファンでした。
過去形なのかどうか、自分でもよくわかりません。
今、急速に気持ちが冷めています。
彼らの歌声が今も好きです。
でも、このままファンでいることはできないと思っています。
一昨日の会見、ほんの少ししか見られませんでした。
見るのがしんどい。
井ノ原さんも東山さんもしていることが「ファンサ(ファンサービス)」に見えて仕方ない。
タレントとしてそこに立っている。
会見も釈明もタレント活動の延長。
だってそれをずっとしてきたから。そのプロだから。長年アイドルとして実績を積んできたプロとして、その役割を果たそうとしている。
問題は、なぜその役割をその人にさせるのか。
そうしてこの事態を収めようと、収められると思っている組織を、もう私は信頼できません。
弁護士の説明も同じです。
ファンを丸め込んで、あわよくば世間も丸め込んで事態を収拾しようと⁈
甘く見過ぎだ……。
なぜ、ジャニー喜多川が存命中に何もできなかったのか。
説明してほしい。
考えてほしい。
盲目的に応援するファンも目を覚ましてほしい。
「ファンさえ味方につけておけばファンが守ってくれる」
言い方を変えれば、ひどい言い方をすれば
「ファンさえ騙し続ければ」
絶対に表には出さないだろうけどそういうことだと、私は思います。
だからアイドルを矢面に立たせてファンサ的な会見をするのだと。
何をしても結局ファンは許すから。
絶対的な味方だから。
罪まで隠してしまうほどの威力を持つから。
アイドルとして活動する彼らは、ジャニーズという異常な組織で、幼い頃から洗脳されてきた犠牲者です。
大人の欲に尊厳を踏みにじられて、何が大切か教えてもらわないまま。
そんな彼らが今、問題を直視できるのでしょうか。
「人権意識は育てないと育たない」
という言葉を聞いたことがあります。
日本社会の人権意識の低さの象徴のようになってしまったこの事態に、どう向き合っていけばいいのでしょうか。
ジャニーズに関わる人たち(マスコミや企業やファンも含めて)は、事の本質から目を逸らしているように感じます。
私自身ちゃんとわかっている自信はありません。だから考えようとしています。ファンとしてこの問題に関わってしまった一人として。
なぜ、ジャニー喜多川がこれほどまでに好き放題できたのでしょうか。
なぜその渦に簡単に飲み込まれて、飲み込まれ続けてしまったのか。
恐ろしい。
本当に恐ろしいです。
偉そうなことばかりすみません。
ファンでした。
ファンだったのに。
ファンだったから?
ファンだから……?
今も好きです。
でも、心の中のモヤモヤは大きくなるばかりです。
簡単なことじゃない。
ファンも目を覚まして一度立ち止まり、真剣に考えないといけないのではないでしょうか。
アイドルも人権を持つ人間です。
アイドルを応援すると言いながら、ファンがしていることは彼らの人権を否定していることと同じなのではないでしょうか。
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