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毎日が充実する「魔法の問いかけ」

パラレルキャリア研究家の大村信夫です。

皆さんは、日々たくさんの選択や判断をしていますが、その際にどのような「問いかけ」をしていますか?

実はこの「問いかけ」は非常に大切で、これによって自分が本当にやりたいこと/やるべきことが見えてきます。

今回は、私がこの一年ほど実践してみて、毎日が充実し、後悔することが激減した「魔法の問いかけ」についてお話したいと思います。


ヒントはスティーブ・ジョブス

このヒントになったのが、スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学の卒業式スピーチです。まだご覧になっていない方はぜひ視聴してみてください。私に大きな気づきを与えてくれたスピーチです。
▼スティーブ・ジョブス 伝説の卒業式スピーチ
https://www.youtube.com/watch?v=RWsFs6yTiGQ

このスピーチでスティーブ・ジョブスは、毎朝、鏡の中の自分に問いかける言葉があります。

「今日で死ぬとしたら、今日は本当にすべきことをするか?」
「その答えが何日も「No」のままなら、何かを変える必要があると気づく」

この言葉に影響され、私もしばらくはこの問いかけをしてみました。

・・・が、どうも腹落ちがしなかったのです。

なぜならば、どう考えたって今日が人生最期の日であれば、家族や大切な仲間たちと、人生の最期の瞬間まで一緒にいたい。それ以外の活動はできないと思ったのです。なのでこの問いかけはうまく機能しなかったのです。

でも、考え方そのものは大切にしたと思い、自分なりに試行錯誤して考えた結果、自分にとっては魔法のような問いかけを編み出すことができました。


「魔法の問いかけ」とは

その問いかけとは

「もしも残りの人生が1年だったら、
  もしも来年の今日という日がこないとしたら、
   自分は今日これを選択するだろうか?」

スティーブ・ジョブスの問いかけのような人生最期の日ほどの緊迫感はなく、かといって一年後には自分はこの世からいない、一年後の今日はないと考えるのです。

この問いかけを、あらゆる判断基準に当てはめるようにしました。

例えば、
今夜、急に誘われた飲み会に参加するだろうか?
〇〇さんから依頼されたこの仕事を受けるだろうか?
今年の満開の桜を、どこで誰と一緒に見たいだろうか?

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・・・

私は、この問いかけを実践してみて、本当に毎日が充実&後悔することが激減しました。自分でいうのもなんですが「魔法の問いかけ」です。

そしてこの投稿も、要は自分の命があと一年だとしても、皆さんに伝えたいから書いていることになります。

また今後、私と会う人は、私自身は残り一年の命だと覚悟を決めた上で、それでも一緒の時間を共有したいから会うことになります。(ので、私が一年後にいなくなるという前提で会っていただけるかの判断をしていただけると幸いです…)


大きく決断できたこと

先日、この問いかけによって大きく決断ができたことがあります。

それは「ウルトラマラソン100キロに挑戦すること」です。

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このウルトラマラソン、明け方にスタートして、なんと14時間以内に100キロを完走するという過酷なマラソン大会です。100キロって、例えば東京からだと栃木県宇都宮市まで走るという距離ですから…

▼富士五湖 ウルトラマラソン
https://www.r-wellness.com/fuji5/

なお、このウルトラマラソンには、
118km
100km
62km
の3コースが選べます。

42kmのフルマラソンは何とか走れる私にとって、当初は62kmを走ろうと考えていました。62kmであればフルマラソン42km相当を走り終えたあと、歩いても20km位はなんとかなるであろうと思ったからです。

でも、自分に問いかけをしてみました。

「もしもこのウルトラマラソンの挑戦が、来年はできないとしたら(今回が最後だとしたら)、なんとか完走できそうな62 kmを選ぶだろうか?」

「いや、62kmではなく100 kmに挑戦するべきだ」

という自然な決断に至りました。

そもそもこのウルトラマラソンの参加者は、フルマラソンでは物足りなくなって挑戦しようとしている人ばかりです。そんな母集団でも完走率が約50~60%のウルトラマラソンですから、私にとっては完走できない可能性のほうが正直大きいのです。でも完走できる可能性もあることは事実です。
そして出場を決めてから、毎日のようにマラソンや体力づくりをしています。良い運動習慣のきっかけにもなりました。

この100kmに挑戦すること自体、自分を褒めてあげたいと思います。この問いかけとその選択は、自分自身を成長させてくれたと感じています。


ぜひ皆さんも、人生における問いかけをしてみませんか?

今回の話が少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


▼大村信夫 公式ホームページ プロフィール
https://omuranobuo.net/profile/

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