痛みとは何ぞや!? Part 2
痛みを人は感じる時ってどこで感じてると思います?
「そりゃぶつけた所に決まってるでしょ!!( ・´-・`)」
って声か聞こえてきそうですね。
実は脳が「痛ぇよ~!!」って言ってます。
では何で手をぶつけたら頭ではなくて手が痛いのか...
それは手の皮膚や筋肉、関節などにある痛みを感じ取る「受容器」と言う物が痛みを感じ取るからです。
身体を損傷すると損傷部から痛みを感じる物質が出ます(ブラジキニン、サブスタンスP、ヒスタミン等)
すると痛み物質を感じ取る「受容器」が反応します。
受容器「あ!この物質!傷ついたら出る奴や!!! 脳さん!手の受容器ですけど、何か痛そうなの来ました!」
脳「ホントだ!これはいかん!痛い!!」
この痛みを脳に伝える受容器を自由神経終末と言います。
自由神経終末は2種類に分けられます。
1 機械的侵害受容器
2 ポリモーダル受容器
【機械的侵害受容器】
機械的侵害受容器は鋭い刺す様な刺激、強い圧迫による刺激に反応しAδ繊維という人間で4番目に早く伝わる神経で脳に情報が行きます。
「ここが痛い!」と明確で鋭い痛みはAδ繊維で伝わる痛みです。
【ポリモーダル受容器】
ポリモーダル受容器は機械的、化学的(薬品による刺激)、温熱的(熱くて痛い)などすべての刺激に反応しC線維と言う人間で一番ゆっくり伝わる神経で脳に情報が行きます。
局所がいまいち何処かわからず疼くような鈍い痛みはC線維で伝わる痛みです。
痛みにも種類があり伝わる速さも物によって違う...
痛みの伝わる速さの神経線維にも2つあるのは、痛みの刺激が一度に脳に伝わり脳がビックリしてしまわないように発達した体の高性能な仕組みなのかもしれません。