見出し画像

エッセイ『新しい朝が来た』

 お久しぶりです。何年か前に数回日記を書いたまま、それっきりになっていたこのアカウント、最近またいろいろな文章を書いているので不定期で残していくために再び動かします。将来的にはここに書いた文章が評価されて、本の出版のお誘いがくるのが目標です。よろしくお願いします。

 昨年の12月から友人と「ゆとり世代のタブララサ」というラジオをやっている。しかも週3回。素人の趣味とはいえ我ながら尋常じゃない。基本的には名作映画を観てから集合して、感想を語り合う所謂「本編」を毎週月曜日。3人で好き勝手喋る「雑談」を毎週木曜日。プラスアルファで1人で喋る「個人回」を勝手に火曜日に。なぜ1人でラジオをやっているのかは誰にもわかりません。私にも。でも、よかったら聞いてください。もう放送回数が100を超えているので。

 そのラジオの中で、日記を続けるためにお互い日記の内容を共有して監視しあうという企画が行われた。3人で日記を共有する中で、毎日ただ日記を書くのは面白くないのでエッセイをたまに書いている。ちなみにメンバーの2人からの評判はすこぶる悪い。せっかく書いたエッセイをメンバーにだけ見せてかつ評判が悪いというのは、なんだかとってももったいないので、これからnoteに投稿していきます。今回は前置きを書いたけど今後はただエッセイだけを乗せるかも。せっかくなので日記2日目に早速書いた、近代文学風日記を乗せておきます。

『新しい朝が来た』

 朝、妻を起こすと苛々した様子で或った。理由(わけ)を尋く。昨晩、寝ていた私がおならをしたらしく、それのせいで部屋が参拾分程臭かったのだ、と云う。私はかちんときて、話を盛るな、と云った。参拾分も臭いとすればそれは最早おならではなくおもらしではないか、と。それを聞いた妻は、にやりと笑い朝の支度を始めた。

とてもありがとうございます◎◎