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緑が引き寄せるもの|江原(大阪公立大学)



名谷タウンハウス内
路地

魅力発見館へ向かう途中、ひとつ、いつもの通り道とは違う角で曲がってみる。その先で同じ土地で暮らす植物、動物、人に出会う。



名谷駅から徒歩で20分ほど。途中で落合中央公園と名谷公園を抜け、木漏れ日の中を歩くといつのまにか二階建ての赤い屋根が並ぶ名谷タウンハウス団地へと辿り着く。
私はこのタウンハウスの良さは、まず、緑の多さにあると感じている。それぞれの住民が持つ前庭、裏庭の専用庭の彩りはもちろん、住宅の二階などから見下ろすと、どこをみても目に飛び込んでくる緑、緑、緑。昨年までの大阪公立大学の学生との企画では共用庭をより活かしていくため、庭でお茶会をするイベントなども開催していたようである。このように複数の大きな共用庭を作ることができるのは、タウンハウスの土地効率が高いことが所以であり、集まって談笑ができる場所があることがタウンハウス団地内でのコミュニティが育まれる一因であるといえよう。遠くに住んでいるため、まだ二度しか訪れることができていないが、訪れるたびにここでの暮らしを想像すると、この緑、この景色を自らのものとすることができる喜びはとても大きいように思う。

名谷タウンハウス内
道路


タウンハウス居住に興味のある方は、団地内を歩き、タウンハウスが持つ緑の豊かさ、のどかさを体験してみてはいかがだろうか。


タウンハウス団地:2戸以上の住戸が水平に連続することにより土地利用を効率化し、それぞれが住戸・住棟群・専用庭といった私的領域と、共用庭・歩路・車路・駐車場などの共用領域を持つ団地のこと。

共用庭:マンションやアパートなどの共同住宅、タウンハウスなどの団地において、居住者全員が共同で利用できる屋外スペースのこと。


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