投影されるのは悪口だけではない
「人の悪口は自己紹介」という心理の真理を語る言葉が好き。
人間は自分の中にあるものしかアウトプットできない。
コレを知ってたら悪口ばかり言ってる人間の話を聞くのが興味深くなる。
人間って自分のことをよく知ってるわ!と感心する。
その悪口をその人にお返ししたら激怒されると思う。
ある人間がよく口にする褒め言葉があれば、それをその人に投げると喜ぶ。
悪口も褒め言葉も対象をよく観察して最も効果的な言葉を選ぶのが知性ではなかろうか。
心理カウンセラーの大嶋信頼先生は多数の本を書いている。
大嶋先生の著書はほとんど読んだ。
カウンセラーなのに「催眠ガール」という小説も書いている。
夏目ちゃんという女子高生が主人公なんだが、始めの数ページを読んだだけでこのキャラは大嶋先生じゃん!と感じた。
他の著書でさんざん自分の生育歴や催眠のお師匠さんとのエピソードを書いてて、大嶋先生とはこういう人間であるとの印象そのまま。
しかし、女子高生の皮をかぶった大嶋先生の自伝小説…というわけではなかった。
催眠を使った癒やし技が詰め込まれてる。
認知科学者の苫米地英人博士は多数の本を書いている。
キンドル読み放題で読める著書はほとんど読んだ。
「洗脳学園」というライトノベルもあった。
主人公「真境名栄人」が「苫米地英人」博士をモデルにしたキャラなのかと思ったら、最強キャラな女子高生ヒロインが苫米地博士まんまだった。
苫米地博士自体が洗脳やコーチングだけでなく気功もプロというライトノベルのような人物なのかも。
気功やヨガ関連の著書を読むとビックリする情報が書いてある。
二次創作の同人作品は作者の欲望がストレートに投影されてると感じる。
恋愛ネタを書いてる作家を落とすには作品に出てる欲望を満足させたらチョロいのでは?とか考える。
エンターテイメントとしてのフィクション作品を生み出せる作家は自分の投影に皮をかぶせるのがうまいのかも。
漫画などで作者そのものが出てるな、と感じるシーンはある。
小説でも漫画でもブログでも自分をさらけ出すのは感情の整理になるし癒やしの側面はある。
しかし、今の時代はデジタル情報はすべて収集されてると思ったほうが良いのかも。
フェイスブックに投稿された情報だけでその人物を深く知ることができる技術があるという。
そういう技術はテロリストや反政府組織へのスカウトでなくて心の癒やしに使ってほしい。
世界中の人間を監視したがってる連中にきっちりカルマが返りますように!
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無表情なキャラには自分を投影しやすいので癒やしキャラとして人気が出るという。
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