オムロン 手首式血圧計の測定ガイド機能とは?
オムロンの手首式血圧計には、血圧を正しく測定するための機能「測定姿勢ガイド」がついています。この機能により、誰でも、かんたんに、正しい姿勢で血圧を測定できます。
さて、「測定姿勢ガイド」ってなに?という方も多いかもしれません。
測定姿勢ガイドは、「血圧計を装着した手首の位置が、適切な高さにあるかどうかをお知らせする」というものです。
そして、この機能は手首式血圧計独特の機能で、上腕式血圧計には搭載されていません。
「測定姿勢ガイド」の重要性
それでは、手首式血圧計ではなぜこの機能が大切なのでしょうか?
ポイントは、「血圧は測定する部位の高さによって、血圧の値がかわる」ということです。
血圧とは「心臓から送り出された血流が、血管の内壁を押す力(圧力)」のことです。
一般的に、
・心臓より低い位置で測定すると、血圧が高くなる
・心臓より高い位置で測定すると、血圧が低くなる
といわれています。(高さ10cmあたり約8mmHg )
自分の血圧を正しく把握するためには、心臓と同じ高さで測定した値を参照する必要があります。
実際に日本高血圧学会が出している「高血圧治療ガイドライン2019」でも、 「血圧を測る位置が心臓の高さにあること」と記載されています。
*参照:https://www.jpnsh.jp/guideline.html
「測定姿勢ガイド」は、手首式血圧計を装着した手首の高さが、心臓と同じ高さになっているかを教えてくれる機能です。
上腕式血圧計では腕の高い位置で測定するため、自然な姿勢で測定箇所が心臓と同じくらいの高さとなります。そのため意識をしなくても正しい位置で測定できます。
一方で手首式血圧計の場合、手首の位置を自由動かせることや、心臓の高さへの合わせ方がわからないなどのことから、正しく測定するためには少しだけコツが必要です。
手首で血圧を測る時は、「測定姿勢ガイド」を見ながら手首の高さを調整しましょう🌝
「測定姿勢ガイド」の使い方
測定前に、手首に装着された血圧計の高さを液晶画面でお知らせします。
血圧計が心臓と同じ高さにあると、青色のランプとハートマークが点灯します。
血圧計の高さを示すバーがハートマークの上にある場合は、手首の位置が高すぎることを示しています。手首を下にさげましょう。
バーがハートマークの下にある場合は、手首の位置が低すぎることを示しています。手首をハートマークが点灯する位置にまで上げましょう。
Twitterで、実際にどう調整するかの動画も載せています!
今回は、手首血圧計の機能「測定姿勢ガイド」についてお話ししました。
次回は、血圧を測定するときの姿勢について、第二弾をお話しします☺