【解決!】冷たいものに歯がしみる〔後半〕
先日の前半の続きになります。
冷たいものに歯がしみるのは、歯の神経が刺激されるから。
しみるようになってしまうのは、外からの冷たい刺激が、歯の中まで届きやすくなってしまったから。
その原因は
①歯のすり減り
②歯の表面の見えない傷
③根っこの露出
④虫歯
でした。
ここでは、③④について書いていきます!
成り立ちと対処法
③根っこの露出
歯には根っこがあります。
お口の中では見えないけど、歯茎の中にあります。
歯の見えてるところよりも、ながーい根っこがあります。
毎日の歯磨きの圧力が強いと、歯茎を刺激しすぎて、歯肉退縮といわれるヤツを引き起こします。
歯茎が下がって、歯が長く見える症状です。
もちろん、歯が伸びたわけではなくて、隠れてた根っこが見えるようになった結果、ぱっと見、歯が伸びた様に見えてしまうのです。
根っこの表面と歯の表面とは、実は全く違います!
歯の表面🟰エナメル質という強いカベ
根の表面🟰セメントしつという弱いカベ
エナメル質は、強くてなかなか刺激を中に通しません。(それでもすり減ったりしたら通しますが、、)
セメント質は、弱いので刺激が中に伝わりやすいです。
その結果、歯茎が下がって、根っこが露出してしまうと、セメント質が露出しちゃうので、冷たいものにしみやすい!という症状が起きやすくなります。
対処法
下がってしまった歯茎は簡単には戻せません。
なので、歯科医医でしみ止めのお薬を塗ってもらうのが一番早い方法です。
もう一つは、②と同様、知覚過敏ようの歯磨き粉(市販ならシュミテクトとか)を気長に使用することです。
このときに要注意なのは、効果を求めて強く歯磨き粉を擦り付けるようにハミガキすると、結局歯茎が下がることになるので、あくまで、優しく磨くことです🦷
④虫歯
多くの方がしみる原因と考えて来院されます。
ですが、意外としみる原因の割合は低めです🦷
で、その虫歯でしみる時、その虫歯はかなり大きく進んでいるケースがほとんどです。
虫歯で歯の壁が無くなって(薄くなって)中の神経まで刺激が届きやすくなって、冷たいものでしみてしまいます。
対処法
なるべく早くに歯科医院を受診して、虫歯の治療をしてもらいます。
虫歯の治療は早いに越した事がありません。
小さい虫歯なら、麻酔も要らずに治せます。
少し大きくなると麻酔が必要です。
もっと大きくなると、神経を取らないといけなくなります。
早期発見が本当に大切です🦷
まとめ
このように、冷たいものにしみる、という症状ひとつにも多くの原因があります。
そして、しみることになった要因も必ずあります。
ハミガキの方法やはぎしり、食いしばりなどなど。。
もし今回結果的に特に治療が必要でなくても、しみることへの予防策を知ることは大切です🦷
受診すれば歯ブラシの指導を受けたり、はぎしり予防のマウスピースを作ったりすることで歯がしみることの予防に繋がります🦷
早期発見のためにも、予防のためにも早めの受診がオススメです🦷