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デザインとコミュニケーションする着物レンタルを提供する”大西博美”さん

日本の着物である打掛(うちかけ)をドレスにするという大変珍しい貸衣装を提供している大西博美さんからお話を頂きました。

大西博美さんプロフィール
出身地:北海道 旭川市
・20歳頃に着付け教室に通い、着物(和)の世界に興味を持つ
・背広を縫う仕事をしており、結婚後、勤め先を退職
・結婚後に帯で子ども用のドレスを作り始めた事がきっかけで着物の柄や布を使用して様々な物を制作。
・その後、打掛を使ったドレスをメインに貸衣装店シンデレラを開業

Q1: 大西さんの夢はなんですか?

大西博美さん(以下、大島):
自分が作った作品をお客さんが喜んでくれる顔が一番好きです。去年は大島紬で傘を作ったりとチャンレンジをしてますが、打掛(うちかけ)を使った思い切ったデザインの服を作る挑戦をしてみたいです。

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        ( 打掛 上図写真 参照 )

打掛(うちかけ)もピンからキリまであるので、より上質な打掛(うちかけ)を使ってドレス作りたいんです。黒の打掛(うちかけ)で肩を出したり、背中だけ抜く、などやってみたいですね。

それと、打掛(うちかけ)は、もともと素材が厚いので、縫っていき完成させると
7mmの厚さにもなってしまうのでとても大変ですが。

記者:大西さんは、お客さんの注文を先にもらうのではなく貸しレンタルですよね?

大西:はい。 お客さにお店に来てもらって、お互いに話し合いをしながらドレスを決めてもらう。そんな感動があるんですね。お金の儲けじゃなくて、人間と人間の関係性を大事にしたいんです。

それと仕立てする前の準備段階として、もし反物(一反ずつになっている織物)をお客さんから預かって水につけた場合、色が剥がれてしまう変化が出てしまう場合があります。

シルクは水につけると縮むので、それで大丈夫なものしか使わないようにしています。水につけて、確実に大丈夫なもので仕立てるんですね。

なので、お客様から頂いた反物で仕立てることはしないで、あくまで自分で投資して反物を制作するようにしています。失敗したら大変なことになるので私の持っている反物で作ってレンタルしています。

記者:そうだったんですね。

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Q2:作品を縫うときの喜びとはなんですか?

大西:スカートの柄、上の服とバランスがあった時ですね。裁縫のスカートの柄とバランスがあった時のことを考えたりするのが好きなんですね。柄合わせの挑戦していくのが楽しいし、好きなんでしょうね。

帯のスカートの柄合わせをしているときに、自分が納得し、柄が出来上がったものが出来たときは「やったー!」と言う喜びでいっぱいになります。

Q3:柄が好きというのはどういうことでしょうか?

反物を買って、柄と相談し、反物が教えてくれるんですね。色々と挑戦していき、目が肥えていったんでしょうか。それと街中を歩いている着物を着ている人をみて、これをドレスにしてみたいなと、いつも思っています。

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    ( 上写真ドレス:大島博美さん作品 )

記者:日々、クリエイトしていってますね。デザイナーの枠を超えて広がっていくイメージがきました。

Q4:柄あわせの美しさの定義はありますか?

どの柄がどこに行くのか想像するのが安らげる感じで好きなんですが、自分であった柄、好きだっていう柄が出てきたら、それを形にする。私が好きなパターンが大体あり、嫌いなパターンというのも、もちろんあります。

Q5:柄合わせが好きになったきっかけは何ですか?

実は昔、背広縫っていた仕事を10年間務めていたことがあるんです。けれども結婚を機に仕事を辞めたんです。そこから貸衣装を始めて、最初は帯で子ども用のドレスを帯で作ったんですが、それからドレスも作るようになり、新郎用のベストも作るようになりました。

いろんなものを作るようになりましたが、色々人生辛い時あったときは、シルクの光を見た時に幸せがあり、何か助けられたと言うことがありました。それがシルクがどんどん好きになっていったきっかけでもあるんです。

だから、お客さんが、私が作ったレンタルのシルクの商品を買いに来た時などは、自分も幸せな気分になるんですね。シルクの光というものに助けられているし、幸せな気分にもなれるんです。

記者:シルクの光というものにとても関心を持つようになりました。ありがとうございます。以上でインタビューは終了です。

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

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大西博美さんの活動、連絡についてはこちらから↓↓


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【編集後記】インタビューの記事を担当した中西&飯原です。

大島さんが着物の話をする時に、すごい目がキラキラするのが印象的でとても楽しさが伝わってきて、大島さんは好きなものとことん向き合っているだなとインタビューを通して感じました。

普段意識してなったか着物にすごく興味が湧き、そして何よりもシルクの触らずにはいられてない透き通るような神秘性、人を癒す不思議な感覚、そこからくる人を引き立たせる魅力。

インタビューをしながら、シルクに触りたくて仕方がなくなるような感覚になりました。

日本の和である着物の奥深さを全世界に伝え、世界中の人たちに興味、感動を与えることができるシルクの人を虜にするようなイメージも膨らみました。今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。




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