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高齢化社会に期待!

先日、粗大ゴミの回収の申し込みをしたもののキャンセルしたくて、市の粗大ゴミセンターに電話。電話に出たのは、明らかに年輩の男性の声でした。

いい声なのです。太くて大きくてはっきりと話してくれて聞きやすい。そしてとても丁寧で、なおかつ要件はてきぱきと聞き取り迅速で、こちらの時間を無駄にしない。心地よい応対が久しぶりだなあと感動して電話を切りました。

そして今日、数か月前に購入したミキサーが壊れてしまい、メーカーのお客様サービス課に電話したところ、また、年輩の男性が出てくれました。

こちらも落ち着いて聞きやすい声。感謝の言葉から始まりました。電話では難しい修理部分の説明も、同じ製品を手にして聞いてくれたのですんなり理解いただけました。

とても安い品物で、こちらの使い方の問題かも知れないのに「ご不便をおかけしました」となんと今回は代替品を無料で配送してくれるとのこと!保証書や領収書の提示も求めません。もちろん、マニュアルあっての対応でしょうが、こんな感じのよい電話応対であれば、クレーマーでない限り、有料であっても文句は言わないでしょう。

どちらも声からして年輩の男性です。さすが、人生の年季が電話を通しても伝わってきました。

実は最近、ちょうど新入社員の電話応対指導をしたところで、もうとんでもない応対や間違い敬語に手をやいたばかりです。新入社員こそ電話に率先して出ましょう、なんて一応指導するのですが、出来れば彼らに電話はとってもらいたくない、、、お客様を相手に練習させては失礼ではありませんか。

私の電話を取ってくれたような紳士たち(女性でももちろん良いですね)が電話に出てくれたら、防げる企業のクレームもありそうです。何より感じがよくてお客様は嬉しくなります。

人生の経験者が働き続けると企業のおもてなし力は高まるのではと、ちょっとだけ期待を感じています。




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