子どもを産んで思った紙オムツの話
こんにちは。嫁デ原です。出産しました。
乳児というのは本当に可愛いですね。
半年もすればあっという間にサイズ感が変わってくるんだろうなぁと思うと、今この時間を大切に楽しもうと思う日々です。写真ばっかり撮ってすぐに携帯の容量をパンパンにしてしまいます…。
出産前の準備中、「新生児用の紙オムツはすぐに無くなるけん2袋は買っとった方が楽じょ〜」とアドバイスをいただきました。なるほど。と、とりあえず2袋購入。
で、出産後。
確かにこれはすぐに無くなる。
生後一ヶ月までは一日10回以上の排泄も普通みたいですね。それにまだまだ皮膚も薄いし、荒れさせてしまったらかわいそう…と、一生懸命取り替える。紙オムツ、すぐなくなるな〜。
そしてふと思い出しました。環境の観点から、上勝で布オムツ育児をしている人の事を。
素直に凄い。と思う。心の底から。
回数が多い上に服まで汚れると洗濯物の量は一気に増えるだろうし、赤ちゃんの便ってシミになりやすいから揉み洗いも大変そう。
その点紙オムツって本当に便利だなと。
ただ考えようによっては、布オムツにも利点はあるんですよね。私の考える利点としては
①環境面
②経済面
③排泄の自立が早そう
①、②は言うまでもないですね。
③に関しては、紙オムツと比べて子どもが「おしっこを漏らしたら気持ちわるい」という感覚に気付く事で、排泄の自立も早そうだなと思ったんです。
結婚前、少しの間ですが保育士をしていました。
トイレトレーニング中、お散歩やお集まりなど長時間トイレに行きづらい場合は紙オムツを履かせることもあります。
すると普段は保育士に「おしっこ」を伝えられる子も、紙オムツを履いた途端普通にそのまま出しちゃったりするんです。気持ち悪くないから。
それを思うと、布オムツでの育児によって排泄の自立が早くなるのではと思いました。親も洗濯の事を思えば必死になってトイトレするし(笑)
選択肢の一つだと思うんです。努力はいりますが。
それに気付かせてもらえたのも、先に布オムツ育児にチャレンジしてくれた先陣がいるから。だけど正直なところ、私としては紙オムツの便利さには代えがたい……。上勝で紙オムツは「紙オムツ」で一つの分別なのですが、焼却処理です。
そして考えました。
リサイクル紙オムツってないの???
Google先生に聞いてみたところ、2019年10月18日の記事でこんな回答が。
ユニ・チャームは17日、使用済み紙おむつを原料に新しい紙おむつを製造するリサイクル技術が完成したと発表した。パルプ、水分を吸収する高分子ポリマーとも新品と同等の品質に再生し、繰り返し使用できる。2021年度以降に世界初の紙おむつリサイクルの事業化を目指す。関連技術を他社にも開放し、業界全体に再生パルプを普及させる。
現在2020年3月。検索のタイミングもそこそこにタイムリー?!
自社で獲得したリサイクル技術を他社にも開放という辺り、ユニ・チャームさん、流石です。
ただ色々課題もあるようです。
しばらく引用が続きます。
この再生パルプを使って、リサイクル紙おむつの試作品を作るところまで漕ぎつけたが、実際に商品化するには課題も多い。
1つは、使用済み紙おむつの確保だ。量産化するなら、ある程度まとまった量の紙おむつを回収する必要があるが、現在提携している自治体は志布志市のみ。今後は、さらに多くの自治体との連携を目指す。
2つめは、リサイクル紙おむつを量産化するための体制作りである。ユニ・チャームは福岡県や香川県、福島県などに紙おむつの大型工場を持つが、リサイクル紙おむつをどこで、どれぐらい量産化するか決まっていない。
さらに、そもそもリサイクル紙おむつが消費者に受け入れられるのかという問題がある。特に、赤ちゃんが使用する子ども用紙おむつは、いくら汚れを除去したからとはいえ、母親がわざわざリサイクル紙おむつを選んで買うのか疑問が残る。
個人的には量産化が難しいとなれば、価格面も上がってしまうのではないかというのが気になるところです。
ただ子育て世代の一消費者として、また一つ選べる物が増えるというのは嬉しいですね。
例え日本では量産化が難しくても、世界に技術が伝わる事でどこかの国では世間に浸透するかもしれません。
いつかそれが、日常に溶け込む日がくるのが楽しみです。
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