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#45 怒りの正体とは。


こんばんは!

今日は、怒りのコントロールについて昨日も少しふれましたが…
せっかくなので、少し掘り下げて話をしたいと思います。

怒りのコントロール=アンガーコントロールといったりしますが、

アメリカでは1970年代から、日本でも2000年代より浸透し、当初は夫婦喧嘩や育児ストレスへの行動療法的な要素が強かったのが、現代では、仕事やコミュニケーションを円滑に進める心理トレーニングとしても活用されていたりします。

これらの背景には、
価値観の多様化があると言われてます。

価値観が多様化するということは、すなわち自分とは価値観が異なる相手と、仕事をしたり、生活をしたりする機会が増えるからと、いうことです。

すぐにカッとなってしまう…と、いったことだけでなく

・上手に怒ることができない
・自分自分をどうにかしてやりたくなる

と、いったことも当てはまります。

他人の自分の怒りに振り回されない!と、いうところが原点なのです。

怒りをコントロールすることについて話すには、まず、怒りの正体について整理をしたいと思います。

怒りは、出来事によって生まれるのではなく、
出来事に「意味づけ」をすることで生まれると考えられています。

つまり、同じ出来事に同時に遭遇しても、怒りを感じる人とそうでない人がでるのは、そのためです。

この「意味づけ」と、いうのが複雑で…

価値観
信念
経験

といったものに大きく作用をされ、本人自身はそのことに無自覚だったりします。

そのため、怒りの正体は「意味づけ」であり、怒りのサイクルを簡単に整理すると…

出来事→意味づけ→感情→目に見える生理的な現象や行動となるとされています。

注目すべきは、出来事→行動ではなく、意味づけが怒りの正体であるということです。

この怒りの正体を理解すること、怒りのサイクル段階を把握することで…怒りという感情との付き合い方が少し楽になったりします。

ものすごい夫婦喧嘩をこどもの前でしてしまうお母さんがいました。

熱いお湯を掛け合う。
唾を互いに吐く。
張り手、ビンタ
大声での暴言

警察沙汰になることもあり。

こどもたちの前で度を超えた夫婦喧嘩をすることは、ネグレクト=虐待にあたるとされています。

こどもたちから見えている世界は、戦時下にいるこどもと同じだと言われ、脳の発達に影響するとも言われています。

お母さん自身も、とても悩んでいました。

明日は、怒りをコントロールすること(アンガーマネージメント)について話をしながら、このお母さんと一緒にやった取り組みについて書きたいと思います。

ちなみに、これらの作戦は失敗つづきですので…今回は、失敗の共有となります。

では!明日!

BY.スグロ