#61 精神保健福祉士の私が語る〜感覚過敏〜
こんばんは!
梅雨もあけてすっかり、夏日和ですね。
今日は、感覚過敏についてお話しします。
まずは、感覚過敏とは…ついて!
「周囲の音や匂い、味覚、触覚など外部からの刺激が過剰に感じられ、激しい苦痛を伴って不快に感じられる状態のことをいいます」
その種類も度合いも、その人それぞれです。
私が出会ったこどもたちでお話しすると…
◾️聴覚過敏
大きい音が耐えられないという子もいれば、この音だけは耐えられないという子もいます。
男性の担任の先生の低い大きい声が苦手で、教室に入れなくなった子がいました。
◾️視覚過敏
視覚から色々な情報が入ってきてしまい、クラクラしてしまう子もいれば、視界に入るあれこれが気になり集中できないという子もいます。
タイル張りの道路を歩いていると、形の歪みや均一でないタイルが気になってしまい…外出すると頭が疲れるという高校生がいました。
◾️その他
・気温に敏感
・味に敏感(とくに苦味)、食感に敏感え
・肌に触れるものに敏感(洋服の繊維など)
・臭いに敏感
過敏対象が1つだけの時もありますが、複数にわたっていることも多いです。
大人の私たちの場合は、場所などの環境を変えたり、順番などを変えたりして対処できますが…
こどもたちの場合は、我慢をしなきゃいけないことが多いなぁと感じています。
学校の教室の環境を変えるって…難しいですからね。
いろいろな過敏を感じている子がいることを、それもけっこうな数の子がいることを…
周りが知ってほしいなぁと思っています。
わたしたちが居場所作りで大事にしたいこと…
◾️不快や苦痛を感じたら、話していい、相談していい体制
過敏がある子もない子も…です!!
*おまけ
小学校のクラスの人数は、35人編成。
多すぎるよ…と、当たり前に発信して受け入れられる世になれ!とも思っています。
B Y.スグロ