#75 Omoshiro秘密基地に来てくれるAくん。
こんばんは!
スグロです。
これから Omoshiro秘密基地に来てくれるこどもたちのことを、少しご紹介したいと思います。
*個人情報保護の為、フィクションを交えますが…会話は全てノンフィクションです。
Aくん。
小学校高学年。
お父さんもお母さんにも精神疾患があります。
お父さんは、実のお父さんを知りません。
お父さんのお母さんは、ギャンブル依存で、常にお金がない家でした。
お母さんは、早くから家を出て転々と過ごします。
明るい性格なので、誰かが助けてくれました。
ただ、その誰かは急に居なくなってしまったりでした。
お2人は、出会い結婚します。
つい、先日結婚10周年でした。
「こんなに心穏やかな日は今までしらなかった」と、お父さんがポツリと話し、「ステキな話ー!!」と、ご夫婦と私で笑い合いました。
お父さんは、エネルギーが少なめ。
お母さんは、エネルギーはあるけど、疲れやすい。
そのため…
Aくんが、買い物に行ったり、食器洗いなどをやったり、自分でお弁当を作ったり…
お願いされても、されなくてもするのです。
彼は、話しました。
「ぼくのお父さんとお母さんは、病気だから、お休みしないといけないから仕方ないよ」と。
彼は、第1回目から今まで皆勤賞で参加しています。朝一番に来て、一番最後に帰ります。
お母さんが、お昼代と飲み物代を持たせてA君を送り出してくれています。
「よろしくお願いします!」と、一言メールがきます。
A君が Omoshiroの居場所でやりたいことは…
調理なんです。
コロナでの休校期間中は、ヘルパーさんと煮込みハンバーグをよく作ってました。
たくさん食べたいからと、ハンバーグの大きさはミートボール大で、数でどうにかしていましたw
お父さんとお母さんのことは、もちろん。
「自分の周りにいる人を喜ばせてあげたい!」
そう思ってくれているんだろうなぁと、言葉や行動のバシバシで感じています。
A君は、大人に期待しています。
A君は、大人をあきらめたりしていません。
A君は、むしゃくしゃすることがあるのを知っています。
A君は、誰でも入れないといいながらも…こそっと「ここにいる人は、みんな入っていいよ」と、言ってきます。だから目立つ所に作ると。
そんな、めちゃくちゃステキなA君なんです。
A君が…
「ちょっと大人のみなさん手伝ってよー」と
これからも、発信できること。
その発信を全力で受け止め、一緒に考えること。
そんな体験や経験の1つ1つを大事に大事に
伝わる言葉、伝える言葉
の練習を、一緒にやっていきたいと思います。
ワークを重ね、発信がどんどん上手になる Omo shinroのこどもたち。
たのしみですねー!!
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BY.スグロ