防災への取り組みについて
※令和6年余市町議会第4回定例会 一般質問の質問と答弁をメモを元にまとめました。詳細は会議録でご覧いただけます。
本町の高齢化率は年々増加しており、避難行動要支援者への避難支援体制の構築や避難所のバリアフリー化、住民が助け合う区会等のコミュニティの強化の重要性が高まっています。
以下、お伺いします。
① 防災ガイドマップには、災害情報を入手する手段が記載されていますが、スマートフォンを持たない人や、聴覚障害等を持つ人への情報伝達はどのようにされるのかお伺いします。
※緊急速報メール、広報車、戸別訪問、テレビ・ラジオ、ホームページ、Yahoo!防災アプリ、余市町LINE公式を活用するように記載されている。
答弁:スマートフォンを保有していない人や、聴覚障害等を持つ人への情報伝達は、広報車、テレビ、ラジオなどで行います。
再質問:全町民に対して確実に情報伝達が出来るのかを確認・検証するための実証実験などはされているのかお伺いします。
答弁:実証実験はしていません。
再質問:実証実験などは行っていないとの事でしたが、災害時に町民が安全を確保できるよう、全町民に災害情報を伝達できる体制の整備をお願いして、この質問は終わります。
② 避難行動要支援者の人数と、作成されている個別計画の件数をお伺いします。
※余市町地域防災計画に、町は、民生委員、社会福祉協議会、区会等を中心に、避難行動要支援者を個別に訪問し、本人やその家族と具体的な避難支援の方法について打ち合わせ、名簿に(避難経路、特記事項、避難の際に配慮すべき事項)を記載するとある。
答弁:避難行動要支援者の人数は2919名。個別計画の件数は1860件です。
今後も避難行動要支援者の状況を確認し、関係者と連携して作成していきます。
再質問:個別計画は誰が作成するのか、今後どのように進めていくのか具体的な計画をお伺いします。
答弁:役場と民生委員が協力して作成します。令和6年度は2区、令和7年度から全区に取り組み、令和8年度には作成を完了させる予定です。
再質問:避難行動要支援者が安全に避難できるよう、個別計画の作成を進めていただく事をお願いして、この質問は終わります。
③ 1名の民生委員に共有されている避難行動要支援者情報の件数と、名簿の活用方法の指示についてお伺いします。
※余市町地域防災計画に、避難行動要支援者情報は、避難支援等関係者である消防機関、警察機関、民生委員、社会福祉協議会、区会等に共有すると記載されている。
1名の民生委員に共有されている避難行動要支援者情報の件数は、最小7名、最大94名。平均33名です。名簿の活用方法については、日ごろから見守りや声掛けをすることで避難行動要支援者の把握するよう指示しています。
再質問:1名の民生委員に共有されている難行動要支援者情報の件数が最大94名との事で、民生委員の責任が非常に重いように感じるのですが、民生委員の責任の範囲についての見解をお伺いします。
答弁:民生委員だけが責任を負うわけではなく、役場の担当者や消防、警察などの関係者が協力します。
再質問:民生委員が責任を抱え込むことが無いよう、避難支援等関係者が連携して避難行動要支援者を支援する体制づくりを要望して、この質問は終わります。
④ 避難所のバリアフリー化についてお伺いします。
答弁:防災の計画として避難所のバリアフリー化を進めるということはしていませんが、車いすで使用できるトイレの整備などは進めています。また、バリアフリー対応可能な避難所として福祉避難所を設定しています。
【福祉避難所と収容人数】
・余市豊浜学園 30
・余市擁護学校 150名
・かるな和順 20名
・介護老人保健施設よいち 20名
・余市幸住学園 20名
・フルーツシャトーよいち 40名
再質問 バリアフリー化を進めるうえで重要なことは、当事者の意見を聞き、反映させることだと思いますが、どのように当事者の意見を聞き、反映させているのかお伺いします。
答弁:個別の事業としては取り組んでいませんが、色々な機会を見つけて意見交換をしています。
再質問:当事者に寄り添った避難所のバリアフリー化を進めて頂く事をお願いして、この質問は終わります。
⑤ 地域の防災力強化に欠かせない、区会に対する支援についてお伺いします。
答弁:区会が行う防災対策への補助や、説明会を開催する等、意識醸成に取り組んでいます。
再質問:区会が防災力向上に取り組むために、まずは区会活動が必要ですが、区会が集会所として使用している公共施設を廃止されることで集会の場を失い、区会活動を存続していくのが難しいと感じている区会もあるようですが、このような区会をどのように支援されるのかお伺いします。
答弁:区会は大切だと認識していますが、高齢化などで区会の存続自体が難しい等の問題もあり、区会存続は難しい課題だと思います。区会との意見交換などを通して状況を確認していきたい。
再質問:防災力強化には町民と町との日ごろのコミュニケーションが大切だと思いますので、より一層、力を入れて通り組んでいただきたいとの要望を伝え、この質問は終わります。
【余市町地域防災計画】
【防災ガイドマップ】
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