「売れる好循環」をつくる戦略的商品開発とは?
1、 魅力ある商品はマーケティングをしなくても売れる⁉
「マーケティングをしています。」と言うと、
「広告でしょ?」
と言われることが多く、
マーケティングのイメージは、
「既に存在している商品の広告・宣伝をする。」
イメージなのかな?と感じています。
ですが…
マーケティングをするうえで大切なのは「商品」なのでは?
と思うようになりました。
商品自体に魅力が無ければ、どんなにお金と時間をかけて広告・宣伝しても、リピート購入をして頂けない為やがて消えていく運命に…。
この逆も然りで、商品自体に魅力があると広告・宣伝をしなくても、商品を購入したお客様の「口コミ」や「リピート購入」でどんどん売れる好循環が生まれます。
そんなことから、重要なのは商品づくり…
つまり、「戦略的商品開発」なのではと思うようになりました。
2、 戦略的商品開発って⁉
「作りたいモノを作る!」
「作れるモノを作る!」
このような商品開発は、再現性がなく戦略的商品開発とは言えません。
しかし…ニーズや時代がマッチすることで「売れる商品」になることがあります。
戦略的商品開発は、商品開発の段階から「マーケティング」をします。
やり方は色々ありますが、シンプルな方法をまとめてみました。
① 3C分析
「市場・顧客」「競合他社」「自社」の強み・弱みを分析します。
② STP分析
「誰に、どんな価値を届けるか」を決めます。
・セグメンテーション…市場を俯瞰して顧客像を絞り込む。
・ターゲティング…理想のお客様像を決める、的を絞る。
・ポジショニング…「勝てる場所」に商品(自社)を位置づける。
③ 4P分析
「商品」「価値」「流通・販売」「販売促進」の施策を決めます。
デザインやパッケージなどもこの段階で最終決定します。
3、分析+アイディア
マーケティングを取り入れた商品開発の方法をシンプルにまとめてみましたが、まだまだ沢山のフレームワークがあります。
マーケティングを取り入れて商品開発されたモノが溢れている現在。
世の中は売れる商品ばかりになりそうな気もしますが…
残念なことに、「分析」だけで商品開発をすると、お客様の期待を超える商品は誕生しにくいようです。
ここで重要になるのが
「お客様の潜在的欲求を叶えるアイディア。」
例えば、スマートフォン。
スマートフォンが誕生したとき、
「こんなモノが欲しかった!」
と思いませんでしたか?
まさに、ユーザーの潜在的欲求を叶えるアイディアが生み出した商品ですよね。
分析はもちろん大切ですが、
戦略的商品開発に必要なのは
「お客様に喜んでもらいたい!」
「お客様の願いを叶えたい!」
そんな、お客様を想う気持ちなのかもしれません。