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このような木を知っていますか? 「台杉」の紹介
関西では、割とよく見ますが、冒頭の写真の中央の木を見たことがあるでしょうか。
これは、台杉(ダイスギ)と言って、元々こういう形をしているのではなく、人間が手を加えてできているものです。
元は、普通の杉です。杉というのは、ご存じの方も多いと思いますが、檜(ヒノキ)と並んで日本の代表的な造林樹木です。「花粉症」の人は嫌いな木かもしれません。
杉は針葉樹で、幹は真っすぐに伸びます。そのため、建築材として、昔から利用されています。
台杉というのは、この幹を根元近くで枝を残して切っています。
幹自体は、再生せず、本来横に伸びる枝が、上に伸びるようになります。ですから、写真のように、上に伸びている細い幹のようなものは、実は枝です。
以前は、この細い材も建築の足場材などに使われていたようですが、現在はもっぱら観賞用の庭木として、用いられています。
台杉というのが、日本のどのくらいの範囲で、使われているのかよく知りません。
皆さんのお住いの地域で、あるとかないとか教えて頂けると嬉しいです。
杉とは、関係ありませんが、これは、京都北嵯峨の大覚寺近くにある「広沢の池」です。
食用の鯉の養殖をしていて、毎年冬に「鯉上げ」といって、一般に販売しています。