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肯定形でしゃべろう

     《 否定形 》             《 肯定形 》
こんなバカなことは二度とやるな ←→ 次やるときはもっとうまくやれ
      大声出すな      ←→      静かに話せ
     無駄使いするな     ←→   (お金を)大事に使え

 左側は結局のところ「やるな」「話すな」「使うな」と言っている訳である。
 それに対して右側は「やれ」「話せ」「使え」と言っている。正反対である。

 それを言う人の本心がどうであれ、左側は実際に「やるな」「話すな」「使うな」と言っている。確かにやらなければ、しゃべらなければ、使わなければ、ヘマはしないし、うるさくないし、無駄にもならない。けれども、それではいつまでたってもうまくできるようにならないし、やる気そのものが削がれてしまう。
 それに対して右側は、やること、しゃべること、使うことを推奨しているのである。はっきりそう言っている。
 両者は一見同じように見えながら、実は正反対のことを言っている。

一番下の例、実は娘に教えられた。
 父 : 無駄遣いするなよ。
 娘 : それを言うときは「大事に使え」って言った方が良いんだってさ。
 父 : なるほど。。。
 (娘がどこかで聞きかじってきたんだろうけど、
  娘も僕も「なるほど」と納得したというわけだ)

(後日)
 父 : 大事に使えよ。
 娘 : おぉっ、言い方変えたね。
 父 : 学習したからね。
 娘 : さっすがぁ、エライ!
 父 : でしょ!

 最後に、

    《 否定形 》     《 肯定形 》
   否定形で言うな ←→ 肯定形でしゃべろう
     禁止するな ←→ 何でもやらせろ
      止めるな ←→ 押

◇      ◇      ◇

裏返すと見えてくる 〜 
▷ 肯定形でしゃべろう          
▷ 数学嫌いは「好き」の裏返し      
▷ やりたくないこと、なりたくないもの探し
▷ 逆転の発想              
▷ 悩むこと、考えること         

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