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アジアの古民家ホテル

 高級ホテルに泊まるより、古民家ホテルに泊まるのが楽しい。
 うちの実家もこうだったらいいのに 。。。と思う。

ホイアン(ベトナム)

 ホイアン旧市街には古い建物を改修したホテルがいくつかあるが、その中で唯一快適に過ごせそうなホテルが Vinh Hung Heritage Hotel だ。

ホイアン

 ここの無料サービスが画期的。いくつかある無料サービスのトップに掲げている。

OUR COMPLIMENTARIES
1) Everyday traditional dinner with our staffs at 6pm.
            :

 これって「従業員といっしょに『まかない飯』食べよっ!」ってことなんですよ。画期的だと思いませんか?(2018春)

マラッカ(マレーシア)

 マラッカ旧市街の建物は、ホイアン旧市街の建物と同じで間口が狭くて細長い。その中の「Hotel PURI」、漢字で書くと「富禮客棧」に泊まった。

マラッカ

 このホテルも間口は狭いが、両隣と合わせてホテルに改装したようで、間口の割に部屋数は多い。旧市街地の中では比較的大きなホテルである。
 元の家どうしは1枚の壁を隔ててくっついていたわけだが、床の高さは家ごとに違っていた。その間の壁を一部壊して移動できるようにしたようだ。横方向に移動するといちいち数段の階段があるのが、その痕跡。(2018冬)

ジョグジャカルタ(インドネシア)

 ジョグジャカルタで泊まったのは客室が5つしかないプチホテル nDalam Gameran 。王宮・離宮からすぐ。高級ホテルではないが、我が家のような心地よさがある。共用部なんて独占しているようなものだ。

インドネシア

 東ティモール から帰国する途中にデンパサール(バリ島)を経由してジョグジャカルタに移動したのだが、インドネシアの火山噴火の影響でデンパサール空港が一時閉鎖になって、ジョグジャカルタのホテルに着いたのは夜中だった。(2015夏)

昆明(中国・雲南省)

 中国・昆明の古民家ホテル「银柜精品酒店」。(左の表記は今の大陸中国の簡体字によるものだが、日本風に書くと「銀櫃精品酒店」となる。「櫃」は「ひつぎ」だが、棺桶というより、ご飯を入れておく「おひつ」のようにフタのある容器のこと)。昆明の中心地にも関わらず古い街並みが残るエリア(「昆明老街」と呼ぶ)にある。
 玄関らしきものは無い。ホテルは外壁に囲まれた中にあるのだが、外壁の一角に木戸みたいなものがあって、そこで呼び鈴を押すと戸が開く。だからホテルの場所を探し当てるのは意外と難しいのだが、その分「隠れ家」感がある。(2018夏)

昆明

 ロビーらしきものも無い。中庭がロビーだ。それでも部屋数はけっこうある。2階建ての建物が中庭をぐるっと囲んでいて、それが2区画あって、僕は一番狭い部屋に泊まったが、広い部屋はとてもゴージャスだ。

建水(中国・雲南省)

 中国・建水の古民家ホテル「原舍 东城外客栈」(左の表記は今の大陸中国の簡体字によるものだが、日本風に書くと「原舎 東城外客桟」となる)。意味としては「昔のままの建物、臨安城の東側の外にあるゲストハウス」となるのだろうか。
 「東城外」ということだが、臨安古城の東門から徒歩5分ほどのところにあって、観光化された城内に比べて、人々が普通に暮らしている地域である。

建水

 外壁は昔のままの土壁で、平屋建て。部屋数は中庭を囲む4室だけ。こじんまりしていい感じ。(2018夏)

成都(中国・四川省)

 古刹・文殊院に参り、門前町・文殊坊を歩き、「〇和〇」に泊まる。これが成都観光のベストプランだと思う。
 仏教古刹・文殊院の門前町・文殊坊にある「圓和圓佛禪客棧」、看板などでは「〇和〇」と、英語では「Buddha Zen Hotel」と称している。かつては宿坊のようなものだったのだろう。今はホテルとして営業している。

成都

 成都の中心にあり、地下鉄「文殊院駅」の近くである。文殊坊エリアの真ん中あたりにあるので最初は場所が分かりにくいが、文殊坊の店の人たちに聞けばすぐに教えてくれる。(2015秋)

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〜 足袋履いて度々行くから旅 〜 
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