使った分が財産だ

　大人も子供も趣味を３つ持とう。趣味とは自分が好きなもの、夢中になれること、時間やお金や労力など自分の資源を投入できるもの。
　趣味がなぜ良いかと言うと、

○　試行錯誤するからだ。失敗できるからだ。
○　正解がないからだ。工夫するからだ。
○　周辺の情報をたくさん取り込むからだ。

　趣味はこれだけのものを自分にもたらしてくれる。仕事や勉強ではなかなかそんな経験は出来ないぞ。趣味だからこそ出来るんだ。
　そして、そんな趣味が他の何かとつながったところ、そこで新しいものが生まれる。

○　趣味は仕事とつながってアイデアをもたらす。
○　勉強とつながってヒントや動機をもたらす。
○　趣味同士もつながる。趣味を通じて人ともつながる。

　でも、１つじゃ足りない。それじゃなかなか他とつながらない。だから、３つ要る。趣味が３つあれば趣味同士がつながり、趣味と趣味の間でもいろんなものが生まれて、趣味が１つのときと比べて、つながり具合が10倍になる。

　サンプルとして、僕自身のことを挙げよう。僕の趣味はＳＮＳと旅行とコーヒー。僕がＳＮＳにかけている時間はそんじょそこらのブラック企業の残業時間よりはるかに長い。しかも手当なし。そこに注ぎ込む労力は本業に勝るとも劣らない。
　海外旅行にもだいぶ時間とお金を注ぎ込んだ。年に数回、１回あたり１～２週間、費用は平均十数万円ほど。東南アジア～中東エリアならウチの学校の社会科の先生より話題が豊富と自称している。
　そしてコーヒー。全くの自己流だが、生豆から自分で炒って挽いて煎れて飲んでいる。東ティモールのコーヒー農園を訪れて以来、東ティモール産一途である。村別のストレート・コーヒー、村同士のブレンド・コーヒーを味わえるのは、もしかしたら世界中でウチだけだ。
　これらは無関係に見えても何かの拍子にヒョイとつながるし、僕の外にあるいろんなものともいつでもつながる。また僕に自覚できていなくても、なんだかよくわからない理屈で元々僕の中ではつながっているはずだ。そしていずれの趣味も僕の力であるに違いないのだ。

　貯めた分が財産なんじゃない。使った分が財産だ。時間もお金も労力も、貯めたって仕方がないぞ。使え、使え。そうすれば、それがそのまま自分の財産になる。大人も子供も。

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〜 教育費は何のため？ 〜　
▷ 使った分が財産だ　＋　もったいないのはお金だけじゃない
▷ 小学校の過剰装備　＋　PTAの副会長になり損ねた件　　　
▷ 高校卒業したら子供に1000万円あげちゃう計画