開けるな!物語(お笑い編)
今日は、昔話を語ります。(絵本を開く)
では、いきますよ。まずはじめは、
鶴を助けた男の話
えっ、言いつけ守っちゃったの!? そこで終わるの、この話?
いや、そんなことより、襖を開けてあげてよ。その方が良かったんじゃないのかなぁ。。。
続いて、
亀を助けた男の話
さっきのは「鶴を助けた話」、今度は「亀」ね。
「開けるな!」と言っても、結局誰かが開けちゃうんだろうなぁ。
まぁ奥さんにしてみたら、旦那が何処ほっつき歩いてたんか、気になるわな。でも、おばあさんになっちゃったら、元も子もない。きっついなぁ。。。
では、最後に、
箱を持たされた女の話
「開けるな!」と言うんなら、くれなきゃいいのに。鶴も乙姫もゼウスも、なぜ、くれるんだろうね? そして結局は開けても開けなくても、ロクな結果にならないの。
うーん、(会場の女性に向かって)ねぇ、何かちょうだい! 絶対開けないから。
・・(間をおいて)・・この話、つまり「開けるな!」と言いながら何かをくれるこの手の話、僕は「男女の駆け引き」みたいなものを感じるんだけど・・・違うかな?
ありがとうございましたぁ。
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