見出し画像

屋久島の滝、3選

 屋久島の旅3日目は雨。山の方には行かずに、海岸線をレンタルバイクで移動しながら島巡りすることにした。小雨の時間帯が長かったが、ざぁっと降った時間帯もあって、結局はびしょ濡れになった。レンタカーを借りられなかったので、仕方ない。

 さて、屋久島の滝を3つ並べてみました。滝って意外と好き嫌いが分かれるような気がするのですが、あなたはどの滝が好きですか?

  • 千尋せんぴろの滝(上)
     滝の両側にでっかい一枚岩が広がる。その間を水が流れる。

     駐車場から案内の通りに進むと、写真とは微妙に違う景色が見える場所に着く。そこには祠もあって、昔ながらの由緒ある場所なのだろう。でも、そこから見える景色は、滝と左側の岩盤は見えるが、右側の岩盤が見えない。ちょっと残念な場所なのだ。
     上の景色が見られるのは、駐車場の手前から「展望台」と書かれた薄汚れた看板に沿って進んだ場所だ。車で移動する観光客には気づかれないようにひっそりとそこにある。それに気づくのは、私のようにバイクで移動する人だ。

  • トローキの滝(下左)
     水が流れ落ちる下に広がっているのは、滝壺ではない。海だ。

     ほとんどの観光客はこの滝に行かないの。写真に写ってる赤い橋が屋久島の周回道路で、多くの観光客はそこを通っているはずなのに。
     車で行くと案内板見えないし、駐車場も無いので、スッとばして、みんな「日本の滝100選」の方に行っちゃう。
     そう、私はバイクだったから案内板に気づいたし、その辺に停められたというわけさ。それでも、けもの道みたいに小さくて、本当にこの道で良いのかと不安になる。
     そうすると、3分も歩けば、写真の景色がパッと広がる。(でも、なんであんなに分かりにくいままにしておくんだろう。もったいない)

  • 大川おおこの滝(下右)
     日本の滝100選に入っている、屋久島で最も有名な滝らしい。

     ほとんどのガイドブックやパンフレットにこの滝が大々と書かれている。道路標識もこの滝までの方角や距離をバッチリ示している。だから、多くの観光客はこの滝を目指す。
     けれども、私が思うに、特徴が無い。一枚岩の間を流れる千尋せんぴろの滝や海に直接流れ落ちるトローキの滝のようなドラマが無い。「日本の滝100選」に選ばれたことが影響しての人気なのかもしれないな、と思う。

◇      ◇      ◇

〜 縄文杉に会いに行く道のり 〜
▷ 縄文杉に会いに行く道のり
屋久島の滝、3選    
▷ 

いいなと思ったら応援しよう!