縁切寺
私は普段音楽を聞かない。クラシックも流行歌も演歌もほとんど聞かない。なのに今日、さだまさしの「縁切寺」の歌詞とメロディーが突然頭に流れた。
普段の私なら「なんだ? この不自然なシチュエーションは?」とか「その依存体質、自分でなんとかしろよ!」とか反応しそうなフレーズだ。なのに今日は、涙が出てきた。それと同じような言葉を私は何度か口にした。
なぜ突然この曲が流れたのか。私はその曲を意識して聴いた覚えも無いが、どこかで耳に入ったものが、ずっと記憶に残っていたのだろう。人の心とはそういうものかもしれないな、と改めて思う。
そして直感的に思ったのは、これは「諦めろ」と言う私自身の声か? 一方で「嫌だ」と言う私がいる。どちらが潜在意識でどちらが顕在意識なのかは分からない。
でも、こういう声が聞こえてくると、少し気持ちが落ち着く。なんだかホッとする。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?