4年ぶりの海外旅行はラオスへ
河内と稲城と板橋
ベトナムの首都ハノイを中国語で「河内」と書く。羽田空港の掲示板(↓)にそう書いてある。大阪っぽいが、まさか大阪に連れて行かれることはないだろう。
これからハノイ経由でラオスのヴィエンチャンまで行く。先日ケガして、昨日も病院に行ったところだが、医者から「医療用コルセットつけたままなら行って良い」とお墨付きをもらっている。
あまり活発に動けそうにないので、ダラダラゆるゆるの一人旅だ。コロナ(covid-19)明けで初、4年ぶりの海外旅行だから、何か抜け落ちているんじゃないかとちょっと緊張気味。
実は日本のあるNPOから「車イスを届けろ」というミッションを受けている。人の役に立つなら、私としても嬉しい。
余談だが、上の写真(↑)に関連して、世界でいちばん標高の高いところにある空港は「稲城亜丁空港」。標高4,411m、中国四川省にあるが、「いなぎ」と読んだらアウトです。
台湾の台北と高雄を結ぶ新幹線、台北を出て最初に停まる駅は「板橋」だが、「いたばし」と読んだらアウトです。
大阪の人に限らず、東京の人も要注意です。(2023.07.25)
ラオス到着
車イスともどもラオスのヴィエンチャンに到着した。さっそく日本から持ち込んだ自家焙煎のコーヒーを淹れて、まずはのんびり。
その後でお宿の近くを散策してみると、夕方になるとオープンするであろう屋台街があり、お店を覗いたら明日会う予定の人が手掛けているブランドの布が置いてあった。
さて、ビエンチャンは暑い。東京並みだ。お宿の人が言っていた。例年なら今頃は雨季に入って気温がいくらか下がる頃なのに、今年は雨が降らず、気温も下がらない、と。
ところで、久しぶりに東南アジア旅行に来てみると、物価が4年前とは大違い。アジア諸国が成長して、かつ円安になってのダブル・パンチだからだろうと思うのだが、物価が日本とあまり変わらない気がする。
そんな暑い中、高い中、いくつかのミッションをこなしながら(いくつかは適当にやり過ごして)、住むようにラオスに居よう。(2023.07.26)
みんなが何がしか食料を作る強み
日本から運んできた車イスを、障がいを持つ人たちが働く作業所に届けて、1つのミッション・コンプリート。他のミッションを後回しにして、私は作業所の周囲を歩き回った。
ラオスの首都ヴィエンチャン郊外、中心部から車で20分ほどの場所だ。この辺りの人々は自家消費用と市場出荷用とを合わせて、いろんな食料を作っている。バナナの木を植え、鶏を飼い、水を張ってカエルを育てている。
大規模に単一栽培でなくて、少量ながら多品種栽培だ。鶏一羽でもカエル数匹でも売れると言う。
私は思っているのだが、人類にとって食糧危機はそんなに遠い未来の話ではない。私自身、逃げ切れるとは思っていない。
この辺りに住んでいる人たちの強みは、食糧の一定程度を自給していること。私たちが学ぶべきモデルが、ここにある。(2023.07.27)
▷ それでもあなたは東京に住みますか?
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〜 4年ぶりの海外旅行はラオスへ 〜
▷ 4年ぶりの海外旅行はラオスへ
▷ ラオス中国鉄道に乗る
▷ ラオスで感じた懐かしさを考える
▷ ヴィエンチャン女子の祈り