コロナ健康観察表の裏事情
上越教育大学・西川先生のFacebookでの呼びかけ「理不尽だと思う仕事のことのエピソード」に応じて、日本中の学校で繰り広げられている「コロナの健康観察表」のことを伝えた。
○ コロナの健康観察票にひっかかる人とは?
○ コロナの健康観察票なんかやめちまえ
さらに西川先生からの質問に答える形で、ネットで調べて以下のことを伝えた。学校で毎日繰り返されていることの「裏事情」です。
「裏事情」と書いた訳を説明しましょう。これから示す2つの資料は発行者(文部科学省、東京都教育委員会)が自ら書いているように「マニュアル」であり「ガイドライン」です。つまり「法律」でも「条例」でもありませんから、必ずしも従わなくて良いのです。
校長が教員に「業務命令」だと言うなら「不当だ」と返せば良いし、学校が親子に「やれ」と言うなら「権利の侵害だ」と返せば良いのです。
先生も子供も親も、健康観察表については無視すれば良いのです。あるいは拒否するべきです。
《文部科学省》
○ 学校における新型コロナウイルス感染症 に関する衛生管理マニュアル
~「学校の新しい生活様式」~ (2022.4.1 Ver.8)
これを受けて、各自治体の教育委員会が次のようなものを出しています。東京都の例(↓)です。
《東京都教育委員会》
○ 新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン
(都立学校)~学校の「新しい日常」の定着に向けて~
(改訂版ver4.1 令和4年(2022)2月17日)
そのサイトから「健康観察票の例」がダウンロードできるようになっていて、それとほぼ同じようなものをほとんどの学校で使っています。
健康観察表の裏事情
これが学校で毎日毎日2年以上にわたって繰り広げられている「コロナの健康観察表」の「裏事情」です。先ほども書いたように、上の2つは「マニュアル」であり「ガイドライン」であって「法律」でも「条例」でもありませんから、必ずしも従わなくて良いのです。縛られる必要は無いのです。
校長が教員に「業務命令」だと言うなら「不当だ」と返せば良いし、学校が親子に「やれ」と言うなら「権利の侵害だ」と返せば良いのです。学校の先生も親も子供も、健康観察表については無視すれば良いのです。あるいは拒否するべきです。校長が教員に対して解雇を匂わすような言い方をしたら、きつく言えば犯罪です。穏やかに言ってもパワハラです。
その件で先生が子供を叱ることがあったら、その時点でパワハラです。先生の権力をカサにきて、不当な要求を突きつけているからです。先生が親子に対して退学を匂わすような言い方をしたら、もうほとんど犯罪です。先生がそのことに気づいていないようなら、ぜひ教えてあげてください。
先生も親も子供も、健康観察表を無視しましょう。拒否しましょう。あの紙が有害無益だからです。感染防止効果はほとんど無くて、作業量とストレスばかりが大きいからです。自分のためです。みんなのためです。ひいては子供のためです。