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コモド・ドラゴンに会いに行く


コモド島に向かう途中で船が転覆

 珍しい経験をしました。コモド・ドラゴンに会いに行くために乗ったボートが転覆して、他のツアー・ボートに救助されました。いろんなものが濡れて、無くなったものも色々あった(私が無くしたのはサンダルだけ)けれど、ツアー客15人と乗員・ガイドは全員無事でした。

救い上げられた船から、スマホが壊れていないことを確認するために撮った。
おめでとう、スマホ無事でした!

※ 当時の様子を記録しておく。船が傾いて、私の上に人が降ってきて、続いて棚がずり落ちてきた。私は傾きながら、棚を足で押さえ、その格好のまま私は貴重品が入っているウエストポーチをビニール袋に入れ、さらにそれをリュックサックに入れた。そしてその格好のまま、みんなが船室から出るのを待った。
 みんなが出て、さて自分も出ようとしたら、船員にライフ・ジャケットを手渡されて「送れ」と言われ、船室の奥から船外へとリレーした。こちらは船室に海水が入り込む程度を見ながら(まだしばらくは大丈夫と思いながら)の作業だった。
 その後で船室から出て、ライフ・ジャケットを身につけて、リュックサックを頭の上に乗せて、救助に来た船(他のツアー・ボート)まで泳いで引き上げられた。みなさん(早くコモド島に行きたかっただろうに)とても優しくしてくれた。ビニール袋に入れておいたおかげで貴重品は濡れずに済んだ。
 こうして実質的な被害ゼロだった。いろんなものが濡れたのとサンダルが無くなったのを除けば。他の人はスマホ無くしたとか、時計が壊れたとか、いろいろあった。私は毎度のことながら、旅行保険に入っていなかった。だから、損害を被るわけにもいかない。結果、それで良かった。

 元々は全部で6カ所を回るツアーで、1つ目が高台からの景色が良い場所(写真左)、2つ目がピンク色の砂浜(写真右)、そして3つ目のコモド島に向かう途中で転覆したというわけです。
 近くの島に上陸して当局(海難警察)の調べなども入って、さてどうしたものか、と。結局、客のうち3人は当日夜のフライトに間に合わせるためにすぐに街に戻り、他の12人はそれでもコモド・ドラゴンに会いに行くことを希望して、そこから二手に分かれてそれぞれ別の船で移動したというわけです。

それでもコモド・ドラゴンに会いに行く

 コモド島にいられた時間は短かったけれど、それでも何匹かのコモド・ドラゴンに会えました。コモド・ドラゴンかわいい!

夏は恋の季節

再びコモド・ドラゴンに会いに行く

 僕の被害はサンダルだけ。その辺は嘘偽りなく報告していました。むしろ珍しい経験ができたと喜んでいるくらいです。実質的な被害は無いし、損害賠償を求めてもつまらないので、私はこう言いました。「明日、無料でもう一度ツアーに参加したい」と。快く受け入れてくれました。
 もう一度、コモド・ドラゴンに会いたい。ツアー後半のシュノーケルなどもやりたい。どうせこの後フリーな時間はいっぱいあるので、ちょうど良い。そんなわけで、2日連続でツアーに参加しました。
 さて、2回目のコモド・ドラゴン訪問は、と言うと、意外にも前日の方が良かったわけです。前日は遅い時間になったために、観光客が少なかったということもあったのでしょう。それに比べて2回目は、観光客がいっぱいで、その影響か、大きいのが見当たらなかった。それでも中くらいのコモド・ドラゴン数匹には会えました。

(写真左)実際にはコモド・ドラゴンに触れてはいません。
それなりの距離、離れています。ガイドさんが遠近法を使って
コモド・ドラゴンを大きく見せながら、撮ってくれました。

 コモド島を離れてからシュノーケル・ポイントを3カ所(珊瑚礁が綺麗な場所、お魚がいっぱい見られる場所、季節によってマンタに出会える場所など)回ってツアー終了。
 私の(他のツアー参加者にとっても)お目当てはとことんコモド・ドラゴンでしたが、景色や海も堪能できました。

◇      ◇      ◇

    〜 インドネシアの火山を巡る
    ▷ インドネシアの火山を巡る(1)
    ▷ コモド・ドラゴンに会いに行く
    ▷ コーヒーを味わうまでの道程
    ▷ レボテロ村の小学校
    ▷ インドネシアの火山を巡る(2)

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