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秋の河原の情景

真夏に川遊びを堪能した山奥のだだっ広い河原。
秋になり、昼間も幾分過ごしやすくなってきた頃
あの河原はどうなっているのだろう?
ふと思い出して行ってみました。

広い河原は真夏の賑やかさがなくなり、地元の人がちらほらと訪れているのみ。
また、訪れる人のマナーがいいのか、ゴミはほとんど落ちていない。

静かで居心地の良い河原に座り、川の流れを見つめてぼんやりとしてみる。
しばらくして周りを見回すと、犬の散歩をする人、並んで座り、川を眺めながら語り合う二人、川に向かってトロンボーンを吹く人、鷹匠か、鷹を腕に載せている人など、一定の距離をおいてそれぞれが思い思いに過ごしています。

鷹匠が鷹を車から外へ出した瞬間に強者の気配を感じたのか、数百メートル離れた所から鴨が数羽飛び立ち、急いで逃げて行く姿も見られました。

そんな山奥の河原で、太陽が真夏よりも低い道を辿り、優しくなった日差しを受けて輝くススキを揺らす爽やかな風を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしたのです。

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