なにかおかしいピーゾンさん 14 「ちぐはぐな梱包」
※この物語は妄想世界の産物であり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
特定のものへの批判中傷ではありません。
登場人物
ぼく:ヲタク。通販は基本的にコンビニやロッカー受け取り。
ピーゾンさん:大きな大陸からやってきた商人で通販会社の偉い人。
ぼ:おかしい。
ピ:なんや、きみがおかしいのはいつもの事やで。
ぼ:あんまり強く否定はできないけど、ぼくじゃなくて。
ピ:否定しないんや。
ぼ:この前ピーゾンさんの所で2つ買ったんだけど。
ピ:あいかわらずせっこい買い方やな。まあええわ。
ぼ:2つに分かれて届いて、1つは壊れそうにない物でもう1つは
精密機器だったんだけど。
ピ:さよか。別々に届くのはようある事や。
ぼ:それはいいんだけど、壊れそうにないのは無駄に大きい箱入りで
精密機器が紙の袋に入ってきたんだけど。
ピ:細かい事は気にせんでええやん。
ぼ:普通だったら逆で精密機器を箱に入れて送るんじゃないの?
壊れてたら返品して再発注しなきゃならないし、ピーゾンさんも
無駄に荷物を1往復しなきゃいけないんだよ。
ピ:壊れたんならその時はその時や。今回は無事に届いたんやろ。
問題無しや。
ぼ:どこかの国の生産管理みたいだ。
ピ:なんやそれ?その精密機器って軽いんやろ。
ぼ:うん。中に物が入ってるのかな?って位軽かったけど。
ピ:軽い物はプチプチにでもくるんであればそうそう壊れん。
アリンコが高い所から落ちてもなんともないのと同じや。
ぼ:なにそれ?
ピ:そこは「へーボタン」連打する所やろ。わかっとらんな。
ぼ:「へーボタン」ってなに?そんなの持ってないよ。
ピ:まあええわ。とにかくそういう事や。
ぼ:なにがそういう事なんだろ?それに配達の人が荷台で荷物ポンポン
投げてるの見た事あるよ。
ピ:配達人の事まで面倒見きれんわ。細い事うだうだ言うとらんで
ばんばん買い物してくれたらええんや。ほなな。