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ステーキをもっと楽しむ食べ方

ステーキを食べるとき、もっとブラックペッパーを見よう。


ソースじゃぶじゃぶからの脱却、ソースを使い切らなくなったら、ステーキレベルが一つ上がる。


ステーキを食べていると、ついついステーキを切ること、口の中に入れること、噛むことに夢中になり過ぎて、周りが見えなくなる。


少し視野を広げたとしても、目に入るのは副菜のポテトやミックスベジタブル、皿の外のライスやスープ・・・。


ステーキを食べるのはとにかく忙しい。

出来立てのうちに、
なるべく早くステーキをナイフで切って、
上に乗っかるバターやニンニクチップをうまく活用しつつ、
ご飯を入れるタイミング、
サラダを先に食べ切ってしまうかどうか、
スープでせっかくのお肉を流し込んでもいいのか、
だけど口の中をまっさらにするタイミングもないし、
副菜を先に食べ切ってしまうのも、最後の最後まで残すのも違う、
ステーキソースをご飯にビシャがけしたい、
バターを一滴たりとも逃したくない。



あれこれ考えることが多過ぎる。



そんな中でも卓上をちゃんと見てほしい。
ブラックペッパーを手に取ってほしい。


そして、想像以上にたくさんかけてほしい。


もちろん、ステーキナイフを動かすことや、副菜の細かいミックスベジタブルを取ることで忙しい両手をどっちも犠牲にしてまでペッパーミルを挽くことは時間が勿体無いと思うかもしれない。


しかし、そこを乗り越えた先には、想像以上の世界が待っている。
ステーキの第二段階


ブラックペッパーを舐めてはいけない。

ブラックペーパーが大量にかかったステーキは新たな魅力を増して私に帰ってきてくれるのだ。

ブラックペッパーを使った分、ソースで堪能できる肉が減るのが勿体無いと思うかもしれないが、プラックペッパーの方がお肉をより良く感じられるのでソースを味わう食べ方よりも結果的に肉様への尊厳は伝わっている。



ソースを残してからこそがステーキマスターであり、大人である。


と言いつつ、私はまだ、ソースを残すことなんてできない。
サラダのドレッシングさえも、綺麗にポテトか、ご飯で拭って食べる。


ご飯を肉で四方を固めた、幸せ四面楚歌状態の鉄板に移し、肉の油を吸わせ、そこにたっぷりソースをかけてこの一瞬だけはフォークをスプーンに変える勢いで、ご飯とソースをすくい上げて口の中へ。


ポテトは最後の最後まで残しておいて、汁だけが残った鉄板をポテトで吸い上げて、拭き上げて食べる。水分をたっぷり含んで重量が倍になったポテトは、お得さも感じられて幸せだ。

真っ白なご飯で、カリカリのポテトを堪能できるようになる日は来るのだろうか。


写真は、カタヤマ。
いままでご飯屋で並ぶ意味がわからなかったけど並ぶ意味を教えてくれた店

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